The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『クリスマスと魚のウンチク』

博士じゃ。

今週は、クリスマスと魚のウンチクじゃ。

クリスマスと言えば、チキンや七面鳥のイメージが強いかもしれないが、
カトリックでは、クリスマスイブには肉料理を控える習慣があって、
ヨーロッパを中心に伝統的な魚料理を食べる地域も多いのじゃ。

そんなヨーロッパのお魚クリスマスを紹介するのじゃ。

今週は、チェコの話じゃ。

チェコを始め、ポーランド、ハンガリーやドイツの一部で
クリスマスによく食べられるのは、「鯉」じゃ。

クリスマス・イヴの一日、朝から肉を食べずにいると
「幸せを呼ぶ金色の豚」を見ることができる、という言い伝えがあって、
多くのチェコ人が、肉を食べずに鯉料理を食べるんじゃ。

クリスマスが近くなると、あちこちに鯉を売る屋台が出たり、
スーパーに特設水槽が設置されたりして、
鯉を求める人で行列もできるほどじゃ。

鯉は生きたまま持って帰って、
自宅の湯舟でクリスマス・イヴまで泳がしておくのが
昔からの慣わしなんじゃが、
湯舟で泳ぐ姿を見ているうちに
可愛くなって食べられなくなり、川に放流したということもよくあったそうじゃ。

そんなこともあって、最近では、
屋台でさばいたものを買うことが多いそうじゃぞ。

鯉は、フライにするのが定番で、
内臓やアラをスープにすることもあるんじゃ。

ちなみに、鯉は意外と脂っこくて、胸焼けしやすいので、
マス類など他の川魚で代用する人も多いそうじゃ。
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