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キャンプビギナーにもオススメの著書「キャンプ大辞典」松山拓也さん

おはようございます!ADモーリーです。

昨日のGood To Goでは、
静岡県浜松市のデザイン事務所「株式会社マツヤマ・デザイン」の代表で
アウトドアプロデューサーの松山拓也さんに電話をつないで、
キャンプビギナーにもオススメの松山さんの著書「キャンプ大辞典」をピックアップしました。

Q.かなりのキャンプ好きだという松永さんですが、
どのくらいキャンプされてるのでしょうか?
ここ30年間ですね、年間30日から40日キャンプをし続けて暮らしています。
長い時だと月に
5日間くらい行ったりしますね。一ヶ所に5日っていうことではなくて、
場所を転々としながらキャンプしています。


Q.キャンプだけではなくて、釣りもお好きだそうですね?
はい。フライフィッシングが大好きですね。
北海道に行ったり、アメリカに行ったり、地元の静岡県の大井川源流にも行きますね。


Q.キャンプとフライフィッシングはセットになることが多いですか?
多いですね。やっぱりそうしたら気持ちいいですもんね。

Q.釣りをやるときはキャンプ道具はコンパクトにしていくんですか?
そうですね。登山もやりますから、登山用のテントとか軽いやつを持って行ってます。

Q.松山さんは“アウトドアプロデューサー”という肩書きですが、
具体的にはどういうことをされているのですか?
静岡県でキャンプ場のプロデュースをしていまして、古いキャンプ場を再生させたり、
プロデューサーとして、どういった運営をしていったらいいかとか、
どういうものを新しく作っていったらいいかとかっていうのを色々やっています。


Q.再生させるというのはどういったことなんですか?
市が持っていた古くなったキャンプ場を、新しい名前に変えて、新しいルールを作って、
 例えばウッドデッキの上でキャンプが出来るようなサイトを作ったり、
 森の中でキャンプが出来るようにしたりしています。あとは最近のキャンプ場だと、
 当然ですが焚き火をするのは夜
10時までというようなルールがありますが、
 離れたところにバスケットコートくらいの広さの場所に、
 夜中まで焚き火が出来る貸切の専用サイトを作ってみたりもしてますね。


Q.好きが高じて独自のルールを作っていくのって面白いですね。
そうですね。このルールでやってみたら面白いだろうっていう感じですね。
 その場所だとあとは、風や虫の音などを楽しんでもらうために、
 ラジオや
iPhoneなど電子音楽再生機器を全部禁止というルールを作ってみたりもしてます。

Q.それはどこのキャンプ場なんですか?
掛川市の「炭焼の杜明ヶ島キャンプ場」という所です。是非来ていただきたいですね。


Q.好きが高じて独自のルールを作っていくのって面白いですね。
そうですね。このルールでやってみたら面白いだろうっていう感じですね。
 その場所だとあとは、風や虫の音などを楽しんでもらうために、
 ラジオや
iPhoneなど電子音楽再生機器を全部禁止というルールを作ってみたりもしてます。


Q.松山さんはアウトドアスクールもやられているんですか?
もう78年になりますかね、これも掛川市なんですが、
 「さくら咲く学校」という廃校を舞台に登山をベースにした
 キャンプのやり方を教えたりするアウトドアスクールをやっています。


Q.校庭でキャンプしたりするってことですか?
最終日はそうですね。僕の友人で鈴木渉という
 「頂上を目指さない富士山さんぽ」という本を出している山のプロガイドがいまして、
 それともう
1人アウトドアが好きなプロカメラマンがいて、彼らと私の3人で組んで、
 いろんなアウトドアの楽しみ方を教えているんですね。
 1回だけではなくて、5回連続のコースなんですよ。1回申し込むと5回来ていいんですね。
 それで
15人のメンバーで3ヶ月とか半年間コースを受けて、最終日に卒業式ということで、
 卒業証書を僕がお渡ししています。なので最近私は校長と呼ばれています笑


Q.仲間でスキルアップしていくのっていいですね。
そうですね。受講される方の80%くらいが女性なんですね。90%に近いかな。
 15人のうちの13人くらいは女性だったりします。
 習い事に入るのが楽しみでワクワクするのは女性の方が多いんですかね。
 女性が多いからモテるかなとか思ったんですが、校長はモテませんね笑


そんな松山さんが今年出版されたのが「キャンプ大辞典」!



Q.これはキャンプの入門書になるってことなんですね?
『はい。私がアウトドアスクールをやっているのを見てくださった成美堂出版さんからお話をいただいて、
 キャンプを初めてやる人が“何から揃えればいいか”、“何に気をつけなければいけないか”、
 というのを一冊の本にしてほしいと言っていただきました。


Q.どういった構成になっているんですか?
「基本のキャンプ道具選び」、「失敗しないキャンププランの立て方」
 「テント周りの設営・撤収方法」、「アクティビティの楽しみ方」、
 そして「キャンプ料理」といった
5章で構成されています。


Q.本を完成させるのにかなり時間がかかったそうですね?
1年以上かかりました。通常だとこういったものは、
 メーカーさんに写真を借りて作ったりとか、やり方はいろいろあると思うんですけど、
 全部僕の私物で写真を撮ろうという話になりまして、
20年くらい使ってるものとかも載ってますね。
 焚き火台とかも真っ黒で、おばあちゃんちのかまどみたいになってて、
 なかなかこんなものが載っている本は少ないと思いますよ笑


Q.本にはキャンプチェアもそれぞれの機能に合わせてたくさん載っていますが、
 これからキャンプを始める人にはどんなチェアをオススメしますか?
僕はロースタイルが好きなので、入門編としてコールマンの折りたたみが出来る、
 低めのベタな物がいいんじゃないかな、って勧めますね。
 でも時期によって自分の中でもブームがあるので、どんどん変わっちゃいますけどね


Q.たくさんのキャンプグッズをお持ちだと思いますが、最近はどんなものを購入されましたか?
最近はワークマンプラスでちょいちょい服を買ってますかね。面白いんですよ。
 暖かいんで、今年の冬はワークマンプラスのウェアを着てキャンプに行こうかと思っています。


Q.これからどんどんと気温が下がっていきますが、寒さ対策はどうされますか?
重要なのは下半身ですね。タイツを履いて、その上に空気を包むような暖かいパンツを履いて、
 さらにその上にもう一枚オーバーパンツを履いて、靴も靴底から冷えてくるので、
 寒さに強いものを選ぶといいですね。上半身はフリースとダウンを着てると間違いないと思います。
 まずはとにかく下半身ですね。


Q.最後に、この「キャンプ大辞典」はどのように読んでもらいたいですか?
キャンプは旅をするためのスキルだと思っています。
 キャンプをするのが目的ではなくて、キャンプをしているから色々な土地に行くことが出来るんですね。
 ホテル泊まりでは出来ない旅がキャンプでは可能なので、
 "自分の人生を自由にするスキル"の
1つだと思ってキャンプを楽しんでもらえると嬉しいなと思います。



キャンプ大辞典
出版社 成美堂出版
A5判 208ページ
価格 1,430円 (税込)

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