博士じゃ。
今日は、「シロアマダイ」のウンチクじゃ。
いよいよ相模湾の冬の代表的な釣りもの
アマダイ釣りがスタートしたのぉ。
アマダイの仲間には、
主にアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイの3種類がいて、
相模湾でよく釣れるのは「アカアマダイ」じゃ。
……というより9割9分はアカアマダイじゃ。
そして、ごく稀に釣れるのが、シロアマダイ。
シロアマダイは、その名の通り体色が白っぽいのが特徴。
一見すると、体色がピンクのアカアマダイの方が
美味しそうに見えるんじゃが
実は、アマダイ3種の中で一番うまいと言われているのはシロアマダイ。
値段も一番高く、卸値でキロあたり1万円を超えることもあるそうじゃ。
そんなシロアマダイ、
運が良ければ、アマダイ釣りで釣れることがあるんじゃが、
長年アマダイ釣りに通っていても、
一度も釣ったことがない人もいるほどレアじゃ。
シロアマダイを確実に釣る方法はないんじゃが、
シロアマダイは、
アカアマダイよりも浅い、
水深50~80メートルの砂地・泥地に棲んでいることが多いので、
アマダイ釣りで、浅場を狙う時にはチャンスがあるんじゃ。
シンプルに塩焼きにしてもうまいし、
酒蒸しにするとふっくらやわらかい。
うま味の強い皮つきのままフライにしても絶品じゃ。
刺身やこぶ締めもうまいぞ。
ほとんどが料亭直行となるシロアマダイ、
いつか自分で釣って食べてみたいものじゃな。