
博士じゃ。
今週は、「ラグビー釣り」のウンチクじゃ。
世間じゃあラグビーのワールドカップが始まって
盛り上がっておるが、
釣りの世界でラグビーといえば、「ラグビー釣り」じゃ。
ラグビーとは、三陸地方での「リュウグウハゼ」の地方名じゃ。
潮だまりでよく見かける「キヌバリ」という魚に近い仲間で、
黒い横縞が5本あるのが特徴じゃな。
この横縞が、ラガーシャツに似ているので、
ラグビーと呼ばれているんじゃ。
東京湾や相模湾でも
砂浜からの投げ釣りや、沖でのマアジ釣りなどで
たまにゲストとして釣れることがあるんじゃが、
大きくても15センチほどで、
あまり食用にはされない魚じゃ。
「ラグビー釣り」は、
そんなリュウグウハゼを狙う釣り……ではなく、
釣ったリュウグウハゼを生き餌にして、
アイナメを狙う三陸地方独特の釣り方なんじゃ。
大型のアイナメは、他の餌よりもラグビーを好んで食べるそうで、
大物を狙うなら特エサなんじゃな。
ゲストでラグビーが釣れたら、
アイナメを狙ってタックルしてみるのじゃ!