
博士じゃ。
今週は、船酔い対策のウンチクじゃ。
先週のウンチクで紹介したように、
乗り物酔いは、
耳と目から脳に送られる情報のズレにより混乱が生じることで、
自律神経がうまく機能しなくなり、引き起こされると言われておる。
それだけでなく、ガソリンや排気などの不快なにおい、
疲れや睡眠不足などの体調不良、
ストレス・不安なども、乗り物酔いの原因になると言われておる。
では、どんな対策をすればいいのか。
よく言われていることじゃが、
まずは、前日はお酒を控えて、たっぷり寝て
体調万全で臨むことじゃ。
ただ、日頃寝る時間が遅い人は、早い時間にはなかなか寝付けない。
2,3日前から早寝早起きにシフトしていくのがおすすめじゃ。
それから、船の乗る位置によっても、酔いやすさは変わるんじゃ。
一番酔いやすいのは、揺れが大きい船の前方じゃ。
船の後ろの方は、揺れは少ないんじゃが、
排気ガスの臭いで酔いやすくなる場合もあるので、
オススメは、船の真ん中、「胴の間」じゃ。
それからポイントまでの移動が長い場合、
船室に入ることもあるが、狭い空間に入ると酔いやすいので、
天候が悪くない場合は、
外にいて、できるだけ遠くを見ている方が酔いにくいんじゃ。
近くばかり見ているのはNG。
スマホを見たり、船の上で仕掛けをいじったりするのは
できるだけ避けた方がいいのじゃ。
食事に関しては、空腹だと酔いやすいので、
朝食を適度に食べておくことじゃ。
ただ、脂肪分の多い食事はNGじゃぞ。
それでも船酔いする場合は、
耳鼻咽喉科のお医者さんに相談して、
薬を処方してもらうのもいいかもしれん。
対策を万全にして、「今日は大丈夫」と思って船に乗れば、
精神的にも安心感が生まれて、酔いにくくなるんじゃ。