The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『イサキ』

博士じゃ。

今週は、これからが旬の「イサキ」のウンチクじゃ。

イサキは、背びれが鶏のトサカの形に似ていることから、
漢字では、「鶏魚」(ニワトリにサカナ)と書くこともあるんじゃ。

また、成魚になる前には、縦縞が3本ほどあって、
この縞模様がイノシシの子どもの模様に似ていることから、
「瓜坊(うりぼう)」と呼ばれるんじゃ。

ニワトリにもイノシシにも例えられる、不思議な魚じゃな。

イサキは、「梅雨イサキ」とも言われていて、これからが旬の魚じゃ。

とくに剣崎沖の松輪瀬(まつわせ)で釣れるイサキは、
脂の乗りが良くて、
ブランドイサキとして釣り人の人気になっておる。

その剣崎沖の松輪瀬でのイサキ釣りが解禁になるのが
毎年6月1日といういことで、
これから夏にかけてイサキ釣りが楽しめるんじゃ。

数釣りが楽しめるので、コマセ釣りの入門魚として人気じゃ。
とくに梅雨から初夏の乗っ込み時期は、
数・サイズ共に狙えるベストシーズンなんじゃ。

また、海草の多い岩礁域の根の上に群れになっていることが多いので、
伊豆半島の磯などでは、場所を選べばおかっぱりから狙うこともできるんじゃ。

イサキの身はタイに似た白身で、癖もなく美味。
なかにはタイよりうまいという人もおるくらいじゃ。

刺身、塩焼き、煮付けなどで食べられるので、
釣れたらいろいろな料理を試してみるのじゃ!
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