The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『万葉集と魚のウンチク』

博士じゃ。

今週は、万葉集と魚のウンチクじゃ。

先日、新しい元号「令和(れいわ)」が発表されたのぉ。
日本の古典から引用されたのは初めてと言われておって、
出典元の「万葉集」はブームとなりそうじゃな。

「万葉集」と言えば、奈良時代に完成した日本に現存する最古の歌集で、
天皇から庶民まで、多彩な日本人が詠んだ和歌を集められているのが特徴じゃ。

そんな万葉集におさめられた歌の中には、
日本人に身近だった生き物もたくさん登場しておる。

クジラやウマなどの哺乳類はもちろん、
ウグイスやカラスなどの鳥類、
トンボやホタルなどの昆虫、
そして、もちろん魚の歌も入っておる。

では、問題じゃ。
万葉集の中で、一番多く登場する魚はなんじゃろうか?

正解は…鮎じゃ。
鮎の16首が最も多くて、他の魚は登場しても1~3首ほど。
鮎が当時の日本人の生活に身近で、季節を感じる魚だったことが分かるのぉ。

ちなみに、他に登場する魚は、
カツオ、マグロ、スズキ、タイなどじゃ。

この機会に、万葉集で魚の歌を読んでみるのも
風流かもしれんのぉ。

top