The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『ハマグリ』

博士じゃ。

今週は、「ハマグリ」のウンチクじゃ。

え?魚じゃないって?
いいんじゃ!
なにせ3月3日は、ひな祭り。
ひな祭りと言えば、ハマグリのお吸い物じゃからな。

ひな祭りには、古くから伝わる伝統的なお祝い料理があって、
春の訪れを伝える旬の食材が使われておるのじゃ。

ハマグリのお吸い物の他にも、
代表的なものに、菱餅、ひなあられ、ちらし寿司があるのぉ。

お節料理のように、それぞれに縁起の良い意味が込めらておるのじゃが、
もちろんハマグリにも意味が込められておる。

ハマグリの貝殻は、
もともと対になっていた貝殻同士でなければ、
ピッタリと合わない。

そんな特徴を生かして、
平安時代にはハマグリの貝殻を使って
対の貝殻を探し当てるカルタのような遊び、
「貝合わせ」が行われていたほどじゃ。

そんなことから、ハマグリは、仲の良い夫婦を表していて、
一生一人の人と添い遂げるようにとの願いが込められた
縁起物なんじゃな。

ちなみに、ハマグリと言えば、潮干狩りの王様。
東京湾では、天然のハマグリはほとんどいなくなってしまったが、
ハマグリを撒いている潮干狩り場では、獲ることができる。

ハマグリはアサリよりも沖合にいて、
砂の中に深く潜っていることが多いので、
狙ってみてはいかがかのぉ。

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