The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『干物の作り方』

博士じゃ。

今週は、「干物の作り方」のウンチクじゃ。

釣った魚で干物を作ったことはあるかのぉ?

干物にすると、保存期間が長くなるし、
生魚を調理した時とはまた違う味わい深さになるので、
一石二鳥じゃ。

釣りでお馴染みの魚では、
白身だとカマスやアマダイ、青魚ではアジやサバなどが
干物にして美味しい魚じゃな。

干物を作るのは、面倒と思っている人も多いかもしれんが、
やってみると意外と簡単じゃぞ。

基本的な手順は、
開く、洗う、塩水につける、干すの4つだけじゃ。

まず魚を開くんじゃが、
片方に中骨を付けたままの二枚おろしでOKじゃ。
腹開きと背開きがあるが、
腹開きの方が処理も楽なのでおすすめじゃ。

続いては、水洗いじゃ。
エラや内臓を取り除いて、
血合いが残らないように綺麗に洗うんじゃ。
洗い終わったら水分は拭き取っておこう。

次は、塩水につけるんじゃが、基本の塩分濃度は10%じゃ。
一度10%で作ってみて、次から好みの濃度に変えるといいぞ。
白身魚は10%より薄く、
青魚は10%より濃くするのがいいと言われておる。
ちなみに、塩は「あら塩」を使った方が、まろやかに仕上がるのじゃ。

漬け込む時間は、30分から1時間ほどじゃが、
これは魚の大きさによっても変わってくる。

漬け終わったら、軽く水洗いして表面の塩分を落として、
水分を拭き取って、いよいよ最後の「干し」じゃ。

干すときは、専用のネットに皮を下にして並べて
直射日光が当たらない風通しのよい日陰で干すのじゃ。
表面が乾いたら裏返して、べたつかなくなったら完成じゃ。

干し時間は夏場なら3~5時間、
冬なら5時間から1日といったところじゃな。
干すスペースがない場合は、
代わりに脱水シートを使ってもOKじゃ。

魚は余分な水分を抜くと旨味が増すと言われておる。
たくさん釣れた時は、干物にして味わってみるのじゃ!

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