
博士じゃ。
今週は、「ホウボウ」のウンチクじゃ。
ホウボウは、
羽根のように大きく発達した、色鮮やかな胸ビレが
トレードマークの魚じゃ。
胸ビレの内側は、濃いうぐいす色で、鮮やかな青に縁取られておる。
胸ビレを広げると、まるで鳥のように見えるため、
英語ではSea Robin=海のコマドリと呼ばれておるんじゃ。
胸ビレの下には、3本の指のようなものがあって、
この指で海底を歩き回って、エビやカニなどの甲殻類や小魚を食べるんじゃ。
オスは浮き袋を収縮させて、
カエルのようにグーグーと鳴くことがあり、
これがホウボウの名の由来ともいわれておる。
大きなものは50センチほどまで成長して
引きも強いので、最近では専門船も出るほど、
釣りの対象魚としても人気じゃ。
胴付仕掛けや、天びんを使った吹き流しの仕掛けで
サバの切り身などをエサに狙うエサ釣りか、
ジギングで狙うことができる。
骨がゴツゴツしていて身は少ないが、
透明感のある白身で歯ごたえがあり、
刺身や唐揚げ、ブイヤベースなどにすると、美味しいんじゃ。
赤い魚はお祝いに使われることも多いんじゃが、
ホウボウは、子どものお祝いに使われることが多いんじゃ。
赤ちゃんのお食い始め、七五三の祝いにホウボウを食べる地域もあるんじゃぞ。
七五三のお祝いにホウボウ、釣ってみてはいかがかのぉ?