
博士じゃ。
今週は、「練馬サーモン」のウンチクじゃ。
練馬サーモンとは、
正式な魚の名前ではなく、
としまえんフィッシングエリアで釣れる
大型のニジマスのことで、
としまえんのある練馬区にちなんで、
そう呼んでいるんじゃ。
その正体は、「ニジマスの三倍体」じゃ。
三倍体とは、普通の魚に比べて3倍大きくなる魚のことではなく、
通常2セットある染色体が、3セットある個体のことじゃ。
染色体が3セットあると、
性成熟することができず、生殖能力を持たないので、
栄養を卵に取られたり、産卵後に死んでしまうということがなく、
その分、成長が早く、寿命も延びるんじゃ。
それだけ大きく育つということじゃ。
種なしブドウや、種なしスイカも三倍体なんじゃぞ。
練馬サーモンの場合は、
さらに身が赤身になるようにエサなどに工夫して養殖されておるのじゃ。
最大で70センチを超える大きさで、
釣り応えも、食べ応えもバツグンじゃ。
今シーズンも、としまえんフィッシングエリアでは
練馬サーモンの放流が始まって、
ぼちぼち釣れ始めておる。
狙ってみるのじゃ!