
博士じゃ。
今週は、「釣った魚の処理方法」のウンチクじゃ。
釣った魚を美味しく食べるためには、
鮮度を保った状態で家に持って帰ることが大切じゃ。
そのために知っておきたいのが、
魚の締め方と、血抜きの方法じゃ。
魚を締めるというのは、
魚に余計なストレスを与えずに即死させることじゃ。
釣った魚が暴れることで身に血がにじんだ状態になって、
血の臭みが魚肉に残ってしまったり、
ストレスによりうまみ成分が分解されてしまったりする。
それを避けるために、釣った魚はすぐに締めるのがいいんじゃ。
締め方は、アジやイワシのような小さな魚は、
「氷締め」といって、氷で冷やした海水を入れたクーラーに
魚をいれるだけでいいんじゃ。
鯛やスズキといった中型以上の魚は、
ナイフで神経を切断して即死させる方法が有効じゃ。
多くの魚は、エラの横と尾の付け根にナイフを入れて、
背骨まで深く切り込んで太い血管と神経を切断すればOK。
その後、海水を張ったバケツに、頭を下にして入れておけば
同時に血抜きもできるぞ。
大型の魚の場合は、「神経締め」という方法があるんじゃが、
これは慣れないとなかなか難しいので、
大型の魚が釣れたら船長に相談してみるのがおすすめじゃ。
最後に魚を持ち帰る時の注意じゃ。
帰りにクーラーの水を抜いて、
氷が足りない場合は砕いた氷を足し、
魚が直接氷にあたらないように袋などに入れた上で、
クーラーに入れて持ち帰えれば完璧じゃ。
釣った魚はしっかり処理して、美味しく食べるのじゃ!