The Burn - Fm yokohama 84.7

冒険写真家・豊田直之さん生出演!

おはようございます。
ADのマロです。

昨日のGood To Goコーナーには
冒険写真家の豊田直之さんをお迎えしました!
番組ゲストでは最多出演。

先週末は、
城ヶ島で水中&陸ビーチクリーンイベントに
参加していたんですよね

「一緒に潜るというより海底清掃でしたね。
 今年で4回目でしたが、今回はいつもより多く、
 2日間で100kgのゴミを拾いましたね。
 いつもよりダイバーの協力が増えたので、
 休憩時間にも陸上でゴミ拾ってくれたり、
 とにかくみんなで綺麗にしようとしていた、いい方向ですね。」

ー 海底って、どういうゴミが多いんですか?

「一番多いのはね、釣り具なんですよ。
 根掛かりしたルアーとか、天秤がいっぱい上がってくるんですよ。
 コンディションがいいのはピックアップして、自分で使おうかな(笑)」

 

そんな豊田さん、先月はロシアにある
ヨーロッパ大陸最高峰のエルブルース(標高5,642m)に
登山へ行ったそうです。


「私は登山家ではないのですが、冒険写真家として
 挑戦して来ました。少し軽い機材を持って行っても重く、
 酸素の濃度が陸上の半分になる、低酸素な過酷な環境でしたね。」

ー 今回の登山は、トレーニングは行ったんですか?

「やはり高い山に機材も持っていくので、事務所がある
 反町の山の上で、駅伝チームなんかが練習してる急峻なところなので
 夕方16kgの荷物せおって、片足に1kgの重りをつけて、
 ほぼ1時間歩きまわるようなトレーニングしてましたね。
 
 あとは、高山病対策で、三浦雄一郎さんの低酸素室に行きましたね。
 合計5回で、4,000m、4,500m、 5,000m、5,500m、6,000m
 相当までの低酸素状態でトレーニングをこなしたんですが、
 私自身ダイビングや水泳をやっているので
 低酸素の環境に慣れてて、体に反応が出にくく
 気づくと最悪の状態になりがちなことがわかったんです。」

それは・・行く前に気づいてよかった!
指先に体の酸素濃度を測るパルスオキシメーターを買って
万全の準備をし、いざエルブルースへ!


「雪山なんですが、とにかく慣れないアイゼンで
 機材も持って行きながら登ったので想像より過酷でしたね。
 その周りのコーカサス山脈というのも険しい山の連続なんですが、
 エルブルースだけが優しそうな山に見えたんですがね・・・」


こちらがコーカサス山脈、、
なんか鬼ヶ島のような、、いかにも険しそう・・
僕が登れることははまずないですね・・


今回は6泊の行程で、長くて1日中歩いていんですが、
 高度順応のために、高いところに登っては降りて、
 登っては降りて、をずっと繰り返していたんです。」


ー それはしんどいですね…結果、登頂はできましたか?

「結果的に 、9.5合目5,370mまで登れたんですが、
 あと標高差272mが登れなかった。 天候にも恵まれたが、
 慣れないアイゼンを装着して雪山登山が想像以上に体力を奪い、
 仮に頂上まで登ったとしても、もうチカラ尽きて一歩も動けない...
 ということで、自ら下山を決意した。

 この大自然に身を置いていると、そのトラブルをよく知っているので
 絶対に無理はしないというのは私のやり方なんですね。
 でも下山しているときは、悔しくて降りたときに涙が出ましたが、
 また次のステップに向けてトレーニングしていこうと思います。」

大丈夫!行けると簡単に考えるのではなく
判断は慎重に、なるほど・・・

ここからは豊田さんの撮影した写真を
いくつか見せてもらいました!

「まずこれが5,300mほどのところの
 空の青と雪、そして朝日ですね。ここまでの群青色は見たことがなかった!
 まるで宇宙の近くにいるような、いつも見ている空と
 全く違いましたね。」

「これが標高4,000mから撮影したの朝日ですね、
 雲がかかっていて、幻想的でしたね
 山肌もやの奥にあるように見えましたね。」

なんて幻想的な逆光ショット・・
同じ逆光でもこんな写真を撮ってみたい・・

「これがエルブルース(3,000mほどから)
 見た感じは難しそうには見えないんですがね・・・」
 

写真だけでも引き込まれ
その山の険しさを感じてしまうような写真・・圧巻です。

そんな豊田さんの写真展が開催されます。



「豊田直之写真展 『水の輪廻〜広大なる海 行方を追い求めて〜』 」
9/19(水)〜 9/25(火)まで、
横須賀さいか屋 6F画廊で開催(作品販売も行います)


「エルブルースの写真はもちろん、
 これまでの作品も展示する予定です。
 19日と23、24日には14時から会場で
 エルブルースの写真を上映しながらのトークショーを開催します。」

ー 海でのイベントもあるそうですね。

「9/30(日)に 、釣り具メーカーダイワさんと協働で
 城ヶ島でゴミ拾いします。釣り人とダイバーで
 城ヶ島を綺麗にして行きます。」

ー では最後に、豊田さんのライフワークである
  「水の輪廻」、エルブルースにチャレンジして感じたことはなんですか?

「地球というのは水が循環して、
 その中で人間が生かされているんだと、
 最終目標は最高峰エベレストの一滴で、そのための道の第一歩が
 このエルブルースでした。これからまた進んで行きます!」
 

夢が大きい!これからもお身体気をつけて
ぜひまたスタジオにお越しくださいね!

 
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