おはようございます。
ADのマロです。
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昨日のGood To Goコーナーには
冒険写真家の豊田直之さんをお迎えしました!
番組ゲストでは最多出演。
先週末は、
城ヶ島で水中&陸ビーチクリーンイベントに
参加していたんですよね
「一緒に潜るというより海底清掃でしたね。
今年で4回目でしたが、今回はいつもより多く、
2日間で100kgのゴミを拾いましたね。
いつもよりダイバーの協力が増えたので、
休憩時間にも陸上でゴミ拾ってくれたり、
とにかくみんなで綺麗にしようとしていた、いい方向ですね。」
ー 海底って、どういうゴミが多いんですか?
「一番多いのはね、釣り具なんですよ。
根掛かりしたルアーとか、天秤がいっぱい上がってくるんですよ。
コンディションがいいのはピックアップして、自分で使おうかな(笑)」
そんな豊田さん、先月はロシアにある
ヨーロッパ大陸最高峰のエルブルース(標高5,642m)に
登山へ行ったそうです。
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「私は登山家ではないのですが、冒険写真家として
挑戦して来ました。少し軽い機材を持って行っても重く、
酸素の濃度が陸上の半分になる、低酸素な過酷な環境でしたね。」
ー 今回の登山は、トレーニングは行ったんですか?
「やはり高い山に機材も持っていくので、事務所がある
反町の山の上で、駅伝チームなんかが練習してる急峻なところなので
夕方16kgの荷物せおって、片足に1kgの重りをつけて、
ほぼ1時間歩きまわるようなトレーニングしてましたね。
あとは、高山病対策で、三浦雄一郎さんの低酸素室に行きましたね。
合計5回で、4,000m、4,500m、 5,000m、5,500m、6,000m
相当までの低酸素状態でトレーニングをこなしたんですが、
私自身ダイビングや水泳をやっているので
低酸素の環境に慣れてて、体に反応が出にくく
気づくと最悪の状態になりがちなことがわかったんです。」
それは・・行く前に気づいてよかった!
指先に体の酸素濃度を測るパルスオキシメーターを買って
万全の準備をし、いざエルブルースへ!
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「雪山なんですが、とにかく慣れないアイゼンで
機材も持って行きながら登ったので想像より過酷でしたね。
その周りのコーカサス山脈というのも険しい山の連続なんですが、
エルブルースだけが優しそうな山に見えたんですがね・・・」
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こちらがコーカサス山脈、、
なんか鬼ヶ島のような、、いかにも険しそう・・
僕が登れることははまずないですね・・
「今回は6泊の行程で、長くて1日中歩いていんですが、
高度順応のために、高いところに登っては降りて、
登っては降りて、をずっと繰り返していたんです。」
ー それはしんどいですね…結果、登頂はできましたか?
「結果的に 、9.5合目5,370mまで登れたんですが、
あと標高差272mが登れなかった。 天候にも恵まれたが、
慣れないアイゼンを装着して雪山登山が想像以上に体力を奪い、
仮に頂上まで登ったとしても、もうチカラ尽きて一歩も動けない...
ということで、自ら下山を決意した。
この大自然に身を置いていると、そのトラブルをよく知っているので
絶対に無理はしないというのは私のやり方なんですね。
でも下山しているときは、悔しくて降りたときに涙が出ましたが、
また次のステップに向けてトレーニングしていこうと思います。」
大丈夫!行けると簡単に考えるのではなく
判断は慎重に、なるほど・・・
ここからは豊田さんの撮影した写真を
いくつか見せてもらいました!
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「まずこれが5,300mほどのところの
空の青と雪、そして朝日ですね。ここまでの群青色は見たことがなかった!
まるで宇宙の近くにいるような、いつも見ている空と
全く違いましたね。」
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「これが標高4,000mから撮影したの朝日ですね、
雲がかかっていて、幻想的でしたね
山肌もやの奥にあるように見えましたね。」
なんて幻想的な逆光ショット・・
同じ逆光でもこんな写真を撮ってみたい・・
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「これがエルブルース(3,000mほどから)
見た感じは難しそうには見えないんですがね・・・」
写真だけでも引き込まれ
その山の険しさを感じてしまうような写真・・圧巻です。
そんな豊田さんの写真展が開催されます。
「豊田直之写真展 『水の輪廻〜広大なる海 行方を追い求めて〜』 」
9/19(水)〜 9/25(火)まで、
横須賀さいか屋 6F画廊で開催(作品販売も行います)
「エルブルースの写真はもちろん、
これまでの作品も展示する予定です。
19日と23、24日には14時から会場で
エルブルースの写真を上映しながらのトークショーを開催します。」
ー 海でのイベントもあるそうですね。
「9/30(日)に 、釣り具メーカーダイワさんと協働で
城ヶ島でゴミ拾いします。釣り人とダイバーで
城ヶ島を綺麗にして行きます。」
ー では最後に、豊田さんのライフワークである
「水の輪廻」、エルブルースにチャレンジして感じたことはなんですか?
「地球というのは水が循環して、
その中で人間が生かされているんだと、
最終目標は最高峰エベレストの一滴で、そのための道の第一歩が
このエルブルースでした。これからまた進んで行きます!」
夢が大きい!これからもお身体気をつけて
ぜひまたスタジオにお越しくださいね!