
おはようございます。
ADのマロです。
さて、夏の風物詩のひとつである
夏フェス!今年もそのシーズンがやってきました。
いよいよ2週間後には
FUJI ROCK FESTIVALが開催され、
多くの参加者が音楽とともに、キャンプ宿泊をすることになります。
・・・ですが、フェスキャンプが初めてという人は、
少々不安なのではないでしょうか?
テントが立てられない!
自分のテント見失った!
忘れ物した!
そんなお悩みを解決してくれるのが
日本全国津々浦々のキャンプインフェスに出没する
アウトドア集団「キャンプよろず相談所」
全国で開催される約10箇所のフェス(ブースを構えているのは5〜6箇所)で、
あなたのお悩み・トラブルを解決してくれる
いわば、なんでも屋。
昨日のGood To Goのコーナーでは
「キャンプよろず相談所」から、渡辺信吾さんにお越しいただき
よくあるフェスキャンプのトラブルを
教えていただきました。
①「テントのポールが折れちゃった!」
A. 「テントのポールが折れるということを、風が強いからと
思う人もいますが、実は劣化しているのが原因なんです。
特にグラスファイバーポールの継ぎ目が劣化して、ひびが入ったり
割れたりしているのが、折れる原因なんです。
普段からキャンプをする方はある程度のメンテナンスをしますが、
フェスにはその1年に1回のイベントでしか使わない人もいて、
保管状態が悪いから割れているという人を多く見かけます。
僕たちはまずそのポールを持ってきてもらい、その場で修理します。
ちょっと短くなるけど、割れた部分をカットし差し込み、テープで巻いて
なんとか立つようにします。」
「今年初めてフェスキャンプに行くよという人は
まず自分のテントのグッズを保管状態しっかり確認してください。
問題点あればフェス前に修理することが大事です。」
②「荷物を積むキャリアカートの車輪が壊れた!」
A 「フェスの会場特に山のフェスなんかは、でこぼこ道が多く、
荷物が過積載の状態でガラガラ引いていれば、左軸が曲がったり、
リムから外れたり、ネジが飛んで行ったりしてしまうことが
ありがちです。
僕らのブースでは、ボルトやナットは用意しているのと、
リムとかは力ずくで直しています。」
③「テントが立てられない」
A 「最近は減りましたが、例えば
『友達から借りてきました。でも立て方わからないんです』とか
買った箱ごとフェス会場に持ってきて、どうやるんだろうと
悩んでる方が多く見られます。まず説明書を読むことをお勧めしますが
それでも立てられない人は多いですね。
だから買ったらまずは設営の練習を必ず1回立ててみることをお勧めします。
でも、本当に困ったら僕らもお助けしますよ!」
その気持ちわかる〜〜〜!!
皆さん本当に、買ったばかりで持ってこない方がいいです。
僕はそれで1時間半(正確には2時間)雨の中説明書と格闘しながら
テントを立てました。
で、結果こうなるんです。
立った頃にはすっかり夜(懐かしい(笑))
予習復習は、しっかり行いましょう。
一人取り残された設営は、悲しいです。
ちなみに2枚目はまだ未完成の時です。。。
④「忘れ物をした!」
A 「酷いのはポールが入ってなかった、とかフライシートが入ってなかった
というような忘れ物をする人はよく見かけますね。
なので持ち物は内容物は全て揃っているかの確認をしっかりしてください。
それが原因で喧嘩しているカップルもいますので。
僕たちは、その時は安めのテントをお勧めしたり、
緊急用のテントはありますので貸し出ししています。」
⑤「テントが濡れた!」
A 「山のフェスだと気候が激しく変わるのと、ちゃんと張れていない人が多く
テントは防水機能があるわけではないので、
テンションがかかっていることで雨傘のように雨が下に落ちて行く構造。
でもインナーテントとフライシートがペタってくっつくほど
ヨレヨレに立てていると、そこから水がしみてくるんです。
びしょ濡れになったテントは、、、拭いてください。タオル販売していますから。」
⑥「ソールが剥がれた!」
A 「加水分解して、アウトそーるがベロって剥がれてしまうことも
ありがちな問題です。
僕らは靴用の接着剤などは持っていますので、対応できますが、
その効果は24時間くらいかかってしまうので、
ちゃんと固定していないと剥がれてしまうので、
会場に来る前にはチェックが大事です。特に3年以上履いている靴は
要チェックです。」
いかがでしたか?
当てはまる問題はありましたか?
アクシデントなどはつきものですが
それでも臨機応変に対応していくことが大事です。
そして何事も事前チェックは必要です。
怠らないように!!(←お前がいうな)
では最後に、渡辺さんに
フェスキャンプの快適な過ごし方のコツを伺いました。
『しっかり設営を考え、テクニックを身につける』
「フェスキャンプってある意味エクストリームで、
絶対、普通のキャンプ場でキャンプすると隣のスペースは確保されますが
フェスでは隙間なく張り綱がクロスするような状態にはなってます。
でも先ほども言ったようにテンションをしっかりかけないと、
雨も弾かないので、どうかけるかなど考え、
普段よりロープを短めにして近場でいいからテンションかかるところに
しっかりペグダウンすること、このテクニックも大事です。」
『助け合いの精神でコミュニケーション』
「お勧めはテント設営に慣れている人と一緒に行くことが
いいですね。それで教わりながら設営をするのもいいですね、
フェスは助け合いの精神が大事で、困っている人がいたら声をかけること。
そうして仲良くなることで、盗難などの被害も防いでくれたりなどの
メルットもあります。挨拶が大事です。」
『いいテントを買う!そして今後も使う』
「粗悪なテントを買って、使えないなとか
安いが上の質の悪さで会場に放置してしまっている人が多くいます。
ちゃんとしたテントを買って、その後もアウトドアを楽しんでもらいたいです。」
今年も暑いけど、楽しい夏が来ました。
一生の思い出に残るフェスキャンプへ、行ってらっしゃい!
☆キャンプよろず相談所制作の
フジロックのオフィシャルフリーペーパー
「フェスエコ」タワーレコード店頭などに置いてあります。
在庫がない場合はキャンプよろず相談所が展開するwebサイト
「Akimama」で、その内容を知ることができます。 要チェック!