
博士じゃ。
今週は「クロウシノシタ」のウンチクじゃ。
クロウシノシタという魚を知っておるかの?
名前は知らなくても食べたことがある人は多いかもしれないのぉ。
フランス料理のムニエルで有名な「シタビラメ」。
シタビラメと呼ばれている魚は何種類かいるんじゃが、
その中の一つがクロウシノシタじゃ。
体形は長い楕円形で、
まるで黒い牛の舌のようなので、
そのまま「クロウシノシタ」。
英語でも、black cow-tongueと呼ばれておる。
また、靴底のようにも見えるので、
「ゾウリ」とか「クツゾコ」と呼ぶ地方もあるんじゃ。
あまりメインに狙う魚ではないが、
夏の産卵期には、浅場に接岸して、
シロギス釣りのゲストとして掛かることがよくあるんじゃ。
釣ってみたいなら、
シロギス釣り同様の投げ釣りで
活性が上がる「夕まづめ」に狙うのがおすすめじゃ。
フランス料理のムニエルがお馴染みのクロウシノシタじゃが、
干物や煮付け、塩焼きも美味じゃ。
釣れたら味わってみるのじゃ!