
博士じゃ。
今週は、「トラフグ」のウンチクじゃ。
東京湾でフグ釣りというと、
ショウサイフグやアカメフグがメインターゲットじゃが、
近年、東京湾でトラフグが増えてきていて、
時期によってはトラフグ専門で狙う遊漁船も出ているんじゃ。
釣り方は、ショウサイフグと同じように、
「カットウ釣り」と言われるヒッカケ釣りがメインじゃ。
トラフグは、刺身やちり鍋、ひれ酒などが非常に美味。
とくに白子は絶品じゃが、
強力な毒をもっておるので、自分で捌いて食べるのは厳禁じゃ。
ただ、フグ専門の遊漁船の場合は、
船長などがフグ調理師免許を持っていて
釣った魚を捌いてくれるので安心じゃ。
現在、東京湾をトラフグの漁場にしようと
さまざまな研究が行われていて、
稚魚の放流も盛んにおこなわれておる。
放流された稚魚にはプラスチック製のタグが付けられていて、
タグのついた放流もののトラフグが釣れることもあるんじゃ。
タグ付きのトラフグが釣れた場合は、
釣れた場所、日付、体長を神奈川県水産技術センターに報告するのじゃ。
さらにトラフグの研究が進んで、
東京湾にトラフグが増えるかもしれないぞ。