
博士じゃ。
今月は「釣り糸」に関するウンチクを紹介するのじゃ。
まず今週は、「釣り糸の種類」じゃ。
釣り糸には、大きく分けて
ナイロンライン、フロロカーボンライン、PEライン
の3種類がある。
1つめのナイロンラインは、
釣り糸としては最も一般的で、値段も一番安いラインじゃ。
伸びがあって、素材がやわらかいのでクセがつきにくく、
リールに巻いて道糸として使われておる。
弱点は他の素材よりも劣化が早いことじゃ。
2つめのフロロカーボンラインは、
比重が水よりも高くて沈みやすいのと、
根ズレや魚の歯などの摩擦に強いため、
海中に絶えず入っているハリスやリーダーラインに使われておる。
ラインが硬く、巻きグセがつきやすいので、
道糸としては一般的ではないのじゃ。
3つめのPEラインは、ポリエチレンラインの略称。
一番新しく採用された素材で、3種類の中では一番高価な糸じゃ。
4本または8本の糸を編み込んで作られていて、
同じ太さでも、ナイロンやフロロの3~4倍の強度がある。
ルアー釣りや船釣りの道糸として愛用されているんじゃが、
風に流されやすかったり、絡みやすかったりするので
初心者は扱いに注意が必要じゃな。
来週からは、それぞれの釣り糸について
もう少し掘り下げて紹介するのじゃ!