
博士じゃ。
今月は「釣り糸」に関するウンチクを紹介するのじゃ。
今週は、「フロロカーボン」じゃ。
フロロカーボンラインの一番の特徴は、
摩耗に強く、耐久性に優れている点じゃ。
表面が硬くて傷つきにくく、
また、吸水性がほとんどなく、
紫外線によって劣化することもないので、
強度が下がりづらいんじゃ。
無色透明で水の屈折率に近いので、水中でラインが見えにくく、
根ズレなどの衝撃や摩擦にも強いため、
主に餌釣りのハリスや、ルアー釣りのリーダーに使われることが多いのぉ。
エサ釣りのハリスとして使用する場合は、ほとんどが使い捨て。
また、素材が硬いためハリスが折れ曲がったら場合は交換したほうが良いのじゃ。
根掛かりや岩などでの擦れも多いので、傷が入った場合も交換じゃ。
ルアー釣りのリーダーとして使う場合も毎回の交換が理想じゃが、
太めの号数を使っている場合は、数回使うアングラーが多いようじゃな。
ハリスやリーダー以外にも、
「道糸」として使われることもあるにはある。
比重が重いので風の抵抗を受ける投げ釣りや
道糸を沈めたい落とし込み釣りなどで使われることが多いのぉ。
ナイロンに比べて伸びが少なく、
魚のアタリを感じやすいのも魅力じゃな。
ただし、ラインが硬くて巻きグセがつきやすいため、
ライントラブルが起きやすくなる。
そのため大きなリールで使うか、細い号数を使う必要があるのじゃ。
フロロカーボンで、大漁を目指すのじゃ!