The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識「ハクレン」

博士じゃ。
今週は、「ハクレン」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ハクレンは中国原産のコイ科の魚で、
最大で130センチ以上にもなる大型の淡水魚じゃ。

中国では、古くから食用に養殖されている魚で、
日本には、明治以降、
タンパク源の確保を目的に中国から移植されたんじゃ。

そのうち、環境が適していた利根川などに放流されたものだけが
天然繁殖して棲息しているんじゃ。

特徴的なのは、その顔つきで
目が顔の下の方にあって、
口はやや受け口のおちょぼ口。
とてもコミカルな顔をした魚じゃ。

エサは、おもに植物性プランクトンで
群れを作って川を泳ぎながら食べているんじゃ。
産卵期などには、この群れが連続で一斉にジャンプするので、
その光景はとてもダイナミックで
5月から7月頃には利根川の風物詩となっておる。

一部の巨大魚ハンターには人気の魚で、
マッシュポテトなどをエサにして、
ヘラブナ釣りのようなウキ釣りや、
鯉の吸い込み釣りのような釣り方で釣るんじゃ。

ただし引きは強烈で、
しっかりしたタックルを使わないと上がってこないぞ。

ちなみに、味の方じゃが、
皮には臭みがあるものの、
腹の部分の「洗い」はかなり美味で、
クセが無く脂がのって甘味を感じるそうじゃ。
またオイル焼きなどにしても美味いそうじゃぞ。

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