
博士じゃ。
今週は、「ヒイラギ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
シロギス釣りなどのゲストとしてよく釣れる
ヒイラギという魚を知っておるかのぉ?
大きさは最大でも全長15センチほどで、
体の形がクリスマスの装飾でお馴染みのヒイラギの葉に似ていて、
ヒレのトゲが鋭いために、
ヒイラギという名前がついたそうじゃ。
群れで生活しているため、
一度ヒイラギが釣れだすと
ヒイラギばかり釣れてしまって
本命が釣れなくなるので、嫌われておる魚じゃ。
しかも、触るとヌルヌルしていて、独特の臭いもあるので、
釣ってもそのままリリースされることが多いんじゃな。
ところが、このヒイラギ、実は食べるとなかなかうまい。
大きくて新鮮なものは刺身がオススメじゃが、
ほかにも塩焼き、南蛮漬け、煮付け、味噌汁、
さらには、脱水シートなどを使って一夜干しにしたり、
小型なら丸ごと唐揚げにしてもおいしいんじゃ。
そこで、今日はヒイラギを美味しく食べるためのコツを教えるのじゃ。
まず、ヒイラギが釣れた時には、
ヒレのトゲや、ヌメリの対策として、
直接手で触らず、メゴチばさみを使うのじゃ。
そして、直接クーラーには入れずに、
ポリ袋などに入れてからクーラーに入れるんじゃ。
他の魚にヌメリが移ってしまうからのぉ。
持ち帰ったヒイラギは、
たっぷりの塩で洗えば、ヌメリが取れる。
あとは好きな料理方で食べるだけじゃ。
まるでマアジのような美味しさという人もおるヒイラギ。
釣れたら食べてみるのじゃ!