博士じゃ。
 今週は、ワタリガニ釣りのウンチクじゃ。
 心して聞くのじゃ。
 
 一般的にワタリガニと呼ばれているカニは、
 ガザミ、タイワンガザミ、イシガニなどで、
 どれも味噌汁やパスタ、鍋などにして美味いカニじゃ。
 梅雨時から秋にかけて、
 堤防や砂浜で釣ることができて、密かな人気なんじゃ。
 釣り方は簡単じゃぞ。
 
 まず、カニ釣りのための専用の仕掛け「カニ網」を用意する。
 「網」という名前がついておるが、
 たも網のようにすくいとるものではなく、
 オモリ、エサを入れるネット、カニをからめとるネットが一緒になった仕掛けじゃ。
 
 このカニ網に、内臓がついた魚の切り身などを入れ、
 丈夫な投げ竿で投げる。
 あとは30分ほど待って引き上げるだけじゃ。
 上手くいけば、
 エサを食べに来たカニが、
 ネットに絡まって抜けられなくなっているはずじゃ。
 
 気を付けることは、根がかりしないポイントに投げること。
 カニ網は根がかりしやすく、
 もし根がかりしてしまうと大きなゴミを海に残すことになってしまうからじゃ。
 それから場所によっては、カニ網が禁止されている場合もあるので注意するのじゃ。