
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、クリスマスと魚のウンチクじゃ。
クリスマスと言えば、チキンや七面鳥のイメージが強いかもしれないが、
カトリックでは、クリスマスイブには肉料理を控える習慣があって、
ヨーロッパを中心に伝統的な魚料理を食べる地域も多いのじゃ。
まず、チェコ、ポーランド、ハンガリーやドイツの一部で
クリスマスによく食べられるのは、鯉じゃ。
クリスマスが近くなると、あちこちに鯉を売る屋台が出たり、
スーパーに特設水槽が設置されたりして、
鯉を求める人で行列もできるほどじゃ。
中には、鯉を生きたまま持って帰って、
クリスマスまで湯船で泳がせておく人もいるそうじゃ。
食べ方は、切り身をフライにしたり、一匹まるごと豪華に姿煮にしたりするそうじゃ。
そして、イタリア、とくにナポリで、クリスマス料理に欠かせない食材がウナギじゃ。
脂ののった大きなウナギをぶつ切りにしてフライにするのが定番。
イタリアではウナギが悪魔の化身と考えられておって、
食べることで厄を払う意味があるそうじゃぞ。
…というわけで、今夜はうな丼を食べるのもいいかもしれんのぉ。