辰巳Dです。
先週から始まった新コーナー
「CASIO presents Smart Outdoor Life」
4週に渡ってCASIO初のスマートウォッチ
「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の魅力に迫ります。
第1回は、F10の開発秘話と、便利な対応アプリを紹介しました。
スタジオにお招きしたのは、
「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の開発者である
CASIO新規事業開発部の岡田佳代さんと、
登山者用地図アプリ「YAMAP(ヤマップ)」開発者の春山慶彦さん。
<アウトドア向けのスマートウォッチの誕生>
岡田「CASIOでスマートウォッチを開発しようとなった時、
当初は汎用的で日常使いを意識した王道のスマートウォッチを考えていました。
しかし、スマホでできてしまうことが多すぎて、
スマートウォッチにする意味がなくなってしまう・・・。
そこで、すぐに思いついたのはアウトドア用途。
ビジネスやフィットネスなど、日常での用途を想定したものが多いなか、
非日常ともいえるアウトドアに着目したものはありませんでした。
私自身も登山が好きですし、G-SHOCKやPro Trekなど、
「CASIOといえば、アウトドア」というイメージも強かったので
アウトドアに特化することでカシオらしい商品になると思いました。」
<開発で一番苦労したこと>
岡田「時計としての基本機能にこだわりました。
その中の1つが時間表示の見やすさ。
そこで、カラー液晶の上にモノクロ液晶を重ねて搭載することで、
使用環境に応じた表示切り替えを可能にした「二層液晶」を開発。
完成に至るまでにはとても苦労したが、
まぶしい太陽の下で見たときのモノクロ液晶の視認効果はすばらしく、
初めて試作機の表示画面を見たときは、その場にいたメンバー全員が驚きました。
また、モノクロ液晶を使うことで、スマートウォッチの宿命と思われていた
『電池寿命の短さ』の改善にもつながりました。
モノクロ液晶だけ使用していれば1回の充電で1週間は使用できます。」
<アプリとの連携>
岡田「CASIOが独自に開発したアプリとしては
・F10のアウトドア機能をフル活用する「MOMENT SETTER」
・位置情報コミュニケーションアプリ「MOMENT LINK」
その他、
・登山者用地図アプリYAMAP、
・天気アプリ「GO雨!探知機」、
・ランニングやサイクリング向けアプリ「Runkeeper」
・釣りやサーフィンで使える波情報アプリ「なみある?」
などと連携しています。」
<登山の楽しみを広がる地図アプリ「YAMAP」>
春山「YAMAPは、スマートフォン搭載のGPS機能を使い、
アプリから専用の地図を事前にダウンロードすることで、
携帯の電波が届かない山の中でも、
スマホで位置や経路を確認することができるアプリです。」
<YAMAP開発のきっかけ>
春山「僕も登山が好きで、山登り中にスマホでマップを開いたんです。
すると、電波は届かなくても自分の位置情報は表示されていることに気づきました。
登山用のGPS端末は、安くても3万、高いと10万くらいします。
でも、これに代わるようなものがスマホでできるんじゃないか、
端末そのものに地図情報をダウンロードしておけば、
山でスマホが使えるんじゃないか、と思って開発を始めました。」
<WSD-F10との連携によるメリット>
春山「そもそも登山中にスマホを使いたくないんです。
自然の中では毎回発見があるので、
いろいろなものを見たり感じたりすることに時間を使いたい。
だから、写真を撮ったり、道に迷って困った時にだけスマホを使います。
WSD-F10を使うと、その時間も少なくできるので、
より登山そのものを楽しむことができます。」
第2回は、山岳ガイドで登山家の花谷泰広さんをお迎えして、
先日のヒマラヤキャンプの報告と、
山のプロから見たWSD-F10の魅力を教えてもらいます。
さらに、花谷さんも登頂に成功したヒマラヤの山を題材にした
話題の映画『MERU(メルー)』の特別試写会へ
リスナー招待のプレゼントもありますよ。
次回のCASIO presents Smart Outdoor Lifeもお楽しみに!