The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識「ディギング」

博士じゃ。

わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

いよいよアマダイのシーズンじゃのぉ。

今回は、アマダイの新しい釣り方として
今年から神奈川を中心に流行しつつある「ディギング」のウンチクじゃ。

通常のアマダイの釣り方と言えば、片天びんの2本バリ吹流し仕掛け。
海底から1メートルほどの一定の棚をキープして、
エサが漂いながら、アマダイの巣穴の上を通ったときに、
アマダイが巣穴から出て食ってくるという釣りじゃ。

ディギングは、縄張り意識の強いアマダイの習性を利用した新しい釣り方。

使うのは、ディグアームという、
天びんとオモリが一体化した、半遊動の鋳込み式天秤じゃ。
このディグアームはその名前の通り、
オモリにシャベルフィンがついていて、
小突くと砂を掘り起こして、砂を巻き上げるようになっておる。

仕掛けを沈めて、オモリが着底して糸ふけをとったら、
まず海底をトントンと小突いて、アームで砂を巻き上げるんじゃ。
そして、その砂煙の中にエサを入れるイメージで
1メートルほど巻いて待つ。

すると、砂煙を見て、縄張りに他の魚が侵入してきたと思ったアマダイが巣から出てきて、
その時に、砂煙の中にエサがフワッと漂っていたら、
思わず食べてしまうという寸法じゃ。

専用のディグアームと、短めのアマダイ仕掛けがあればチャレンジできるので
ぜひ挑戦してみるのじゃ!

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