The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識「ニシオンデンザメ」

博士じゃ。

わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

今回は、ニシオンデンザメのウンチクじゃ。

ニシオンデンザメは、ツノザメ目オンデンザメ科に属する深海ザメの一種。
日本の深海にも棲んでいるオンデンザメの近縁種で、
ずんぐりとした体型で、成長すると4メートルにもなるんじゃ。

北極海などに生息していて、
基本的には深海にいるんじゃが、海水温が低い場所では
エサを求めて浅場にもやってくるんじゃ。

このニシオンデンザメ、実はいろいろなワールドレコードを持っていることで有名じゃ。
まず、先日発表された最新の研究によると、
ニシオンデンザメは、脊椎動物の中で最も長寿であることが分かったんじゃ。
その寿命は、最高で400年!
200年生きると言われるホッキョククジラより長寿命で、
これより長生きの動物は500年生きる二枚貝の一種ぐらいだそうじゃ。
ちなみに、ニシオンデンザメが大人になるには150年ほどかかるそうで、
青春時代が随分と長そうじゃ。

そして、もうひとつ「世界一のろい魚」というワールドレコードも持っておる。
国立極地研究所などの研究チームが
北極海に生息するニシオンデンザメの泳ぐ速さを計測したところ、
なんと、そのスピードは赤ちゃんのハイハイ程度で、
これまで調べた限り「世界一のろい魚」だったそうじゃ。

平均で時速1キロ、速い時でも時速3キロ。
尾ビレを左右に1往復振るのに7秒もかかるそうじゃ。

こうした省エネ生活が、400年もの長生きの秘訣なのかもしれないのぉ。

ちなみに、グリーンランドではこのニシオンデンザメを
氷上の穴釣りで釣れるというからビックリじゃのぉ。
IGFAの世界記録はなんと!775キログラムじゃ!

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