
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
ディズニーのアニメ映画『ファインディング・ニモ』の続編
『ファインディング・ドリー』が公開になったのぉ。
アメリカでは既に大ヒットしておるようじゃし、
わしも早く見たいもんじゃな。
そこで、今回はドリーのウンチクじゃ。
ドリーは、ナンヨウハギという熱帯魚で、カクレクマノミのニモの親友。
今回の映画では、前作から1年後、
ナンヨウハギのドリーが「家族の思い出」を求めて冒険に出るんじゃ。
ナンヨウハギは、
ハギと名前がつくが、カワハギの仲間ではなく、ニザダイ科の魚じゃ。
体の色は青がベースで、指で作ったOKサインのような黒の模様が特徴。
観賞用として人気がある魚じゃな。
サンゴ礁などに生息していて、日本では高知県よりも南に生息しておる。
幼魚の頃は、群れを作ってサンゴ礁で生活しているんじゃが、
成魚になると潮通しの良い岩礁域に移動するんじゃ。
そんなナンヨウハギの生態も、今回の映画のストーリーに関係しているようじゃぞ。
映画に出てくるドリーは楽天的でとても愉快なキャラクターじゃが、
実際のナンヨウハギは警戒心が強くて、すばしっこく、
すぐサンゴ礁に隠れてしまうので
ダイバーもあまり近づくことができないんじゃ。
最近、尾びれのトゲに毒があることが分かったので、
もしもナンヨウハギが釣れた時は注意するのじゃ。