
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、オオグソクムシのウンチクじゃ。
前回の深海バスターズでも捕獲に成功したオオグソクムシは、
水深150から600メートルほどの深海の海底に棲んでいる等脚類で、
分類上は、ダンゴムシやフナムシの仲間じゃ。
大きいものでは体長が15センチほどにまで成長する
等脚類の中では日本最大の種類なんじゃな。
雑食性で、海底に沈んだ魚の死体を食べるので、深海の掃除屋とも言われておる。
グロテスクという声も聴くが、
体を仰向けにして背泳ぎのように泳ぐ姿や、
まるでサングラスのような眼はなかなか可愛いもんじゃ。
味の方は、エビやシャコに似た味で、非常に美味だという声もある。
井手大介も「非常に美味しいからまた捕獲して食べたい」などと言っておったが、
オオグソクムシが釣れたという話は聞いたことがなく、
深海のカニをとるカゴ漁に混ざることがあるくらいじゃ。
なかなか一般の釣り人が手に入れるのは難しいのぉ。
ちなみに、深海漁がおこなわれている静岡県焼津市では、
ふるさと納税のお礼として、
オオグソクムシ2匹が生きたまま送られてくるサービスがあるようじゃが、
残念ながら現在は品切れ中のようじゃ。
そして、横浜中華街にある「横浜おもしろ水族館」では
定期的に深海祭りを開催していて、
オオグソクムシの試食が人気となっているそうじゃ。
明日30日(土)明後日31日(日)に開催される「第11回深海祭り」でも、
試食ができるので、チャレンジしてみてはどうかのぉ?
ただし50食限定とのことじゃ。