
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は「マルイカ」のウンチクじゃ。
釣り人がマルイカと呼ぶイカは、正式にはケンサキイカのことで、
小型のものは丸みを帯びた体型なので通称マルイカと呼ばれているのじゃ。
陸っぱりから夜釣りで狙える場所もあるんじゃが、
メインは沖釣りで、
スッテと呼ばれるイカ用の疑似餌を複数本セットした胴付仕掛けで釣るんじゃ。
マルイカは春から夏にかけての産卵期になると、
深場から水深20~40メートルの内湾までやってくる。
ヤリイカやスルメイカの場合は、
100メートルを超える深場を狙って、
電動リールやヘビーなオモリを使って釣るんじゃが、
マルイカの場合は浅場で釣れるので、ライトな道具で狙えるのが魅力じゃな。
1日中竿を持っていても疲れにくいので、女性にもおすすめじゃ。
それからとてもゲーム性が強いのも魅力の1つで、
その日の天候や潮の色、活性に応じて、
スッテの素材やカラーを変えていくので、
ルアーフィッシングに近い楽しみ方ができる。
ただ、マルイカのアタリはとても繊細なソフトタッチなので、
慣れるまでは分かりにくいんじゃ。
何度も通って繊細なアタリを感じられるようになって爆釣を目指すのじゃ。