The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識「バラハタ」

博士じゃ。

わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

今回はニュースで話題の魚「バラハタ」のウンチクじゃ。

身や内臓に毒を持ち、食中毒のおそれがあるということで、
東京都が販売の自粛を求めている「バラハタ」という魚が、築地市場で販売されて
ニュースになったのを知っているじゃろうか?
今日はあらためてワシからも注意の意味でバラハタを紹介するのじゃ。

バラハタは、ハタ科の魚で、
真っ赤なボディーに青色や桃色の小さな斑点が並び、
ヒレの端が黄色くなっているのが特徴。
高級魚の「スジアラ」と間違えて販売されたそうじゃが、
尾ビレが三日月形になっていることなどで見分けることができるんじゃ。
バラハタは、内臓や筋肉にシガテラ毒を持っていて、
食べると、手足や口元のしびれや、
関節痛、筋肉痛、ドライアイスセンセーションなどを引き起こすことがあるんじゃ。
死亡例はほとんどないものの、
重症の場合は回復するまで数ヶ月かかることも珍しくないんじゃ。

シガテラ毒の有無や毒性の強弱は、
魚が獲れた場所による個体差が大きく、食べても安全なものもいるんじゃが、
沖縄県衛生環境研究所が調査したところ、
70%の個体の肝臓に毒が、
30%の個体の筋肉に毒があったそうじゃ。

中には毒を持っていない個体もいるんじゃが、
毒を蓄積しているかどうかは、食べてみないと分らないんじゃ。
バラハタは、主に南日本のサンゴ礁などに生息する魚じゃが、
まれに相模湾でも青物狙いのジギングなどで釣れることがある。

釣れても食べずにリリースするのじゃ。

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