
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は東京湾の海釣り公園などで釣果が出始めているシリヤケイカのウンチクじゃ。
シリヤケイカはコウイカの仲間で、
黒みがかった体に、白い点を散らしたような模様が特徴じゃ。
胴の裏側の先から赤茶色の液体を出すことが名前の由来といわれておる。
船でコウイカを狙っているとゲストとして釣れる他、
5月から6月には産卵のため堤防付近でも釣れるようになるんじゃ。
釣り方はイカ釣り用のルアー「エギ」を使ったエギングじゃ。
エギングと言うとシャクリが重要というイメージじゃが、
海底付近にいるシリヤケイカは、
ボトムをズル引きするだけで乗ってくるので、
アオリイカよりも初心者向きなんじゃな。
昼でも狙えるので、
実績がある横浜の海釣り施設などで狙ってみるのがオススメじゃ。
ちなみにシリヤケイカは釣り上げるとスミを大量に吐くので、
竿で抜きあげずに、たも網ですくって、
網の中でスミをはかせてから取り込むのじゃ。
釣り場にイカスミがついていたらそこが釣れるポイントの目印じゃが、
シリヤケイカのスミはなかなか落ちないので釣り場を汚さないように注意するのじゃぞ。
シリヤケイカは見た目が薄汚れた感じなので、市場での値段は高くはないが、
身が肉厚で比較的柔らかく、甘みもあるので、通好みのイカじゃ。
刺身も美味いが、
熱を通してもあまり硬くならないので天ぷらもなかなかじゃ。
ぜひ釣って食べてみるのじゃ。