
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今月から主な渓流が解禁になったので、今回はヤマメのウンチクじゃ。
ヤマメは「渓流の女王」とも呼ばれる美しい川魚で、
きれいな流線型の体と、パーマークと呼ばれる小判型の斑紋が特徴じゃ。
よく似た魚にアマゴがいるが、
アマゴには、小さい朱点があるので区別することができる。
ヤマメは関東など温かい場所では、海に下らず川で一生過ごす個体が多いんじゃが、
北海道や東北の日本海側などでは、ほとんどのメスと一部のオスが海に下るのじゃ。
海に下ったヤマメは、桜の咲くころに川を遡上してくるのでサクラマスと呼ばれておる。
陸封型(りくふうがた)のヤマメは全長およそ20センチじゃが、
中には、尺(30センチ)を超えるヤマメもいて、
尺ヤマメを釣ることが出来たら年賀状にしたいくらいじゃな。
ちなみに、海に下ったサクラマスは最大60センチまで育つのじゃ。
釣り方は、フライフィッシング、ルアーフィッシング、
水生昆虫やミミズなどを使ったエサ釣りでも釣ることができる。
味は日本人好みの淡白な味わいでとても美味しく、炭火で焼く塩焼きは絶品なのじゃ。