
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、深海ザメ「ラブカ」のうんちくを紹介するのじゃ。
ラブカは、カグラザメ目ラブカ科に属する最大2メートルほどの深海ザメで、
原始的なサメの特徴を残していることから「生きた化石」とも呼ばれておるんじゃ。
見た目も他のサメとは違った印象で、
まず、体型は非常に細長く、頭部から尾に向かって先細りとなっていて、
まるでウナギのようじゃ。
泳ぐときも、ウナギのように体を波打たせて遊泳するのじゃ。
また、普通のサメは、鼻先がシュッと尖っていて、口は少し後ろ側にあるんじゃが、
ラブカは、口が顔の先端にあるので、他のサメとは違った印象を受けるんじゃな。
このラブカの口は、大きく開けることができて、
自分よりも小柄なサメや硬骨魚類、頭足類などを食べていると言われておる。
ちなみに、「駿河湾ではラブカが食べる餌の60%がイカ」という研究結果もあるので、
深海バスターズのように、いつかラブカを釣ろうと狙うなら、
イカ1匹丸ごとをエサにするのがいいかもしれんな。
ただ、普段動きがゆっくりなラブカが、
動きの速いイカをどうやって捕まえているのかは謎なんじゃ。
シーパラでその秘密をじっくり観察してみるのもいいかもしれんな。