ディレクターの辰巳です。
1/17で阪神淡路大震災から21年。
そこで1/16のGood To Goでは、
STEP CAMP代表の寒川一さんをお迎えして、
「新しい防災キャンプ」についてお話うかがいました。
寒川さんの娘さんも交えてスリーショット
「キャンプを通じて楽しみながら災害に備えよう」
それが防災キャンププログラムSTEP CAMP。
去年9月、初めて町内会でSTEP CAMPが開催されました。
横浜市瀬谷区上ノ原自治会の会長さんが
なんとザバーンを聴いてSTEP CAMPのことを知りオファー。
お祭りの予算を活用して実施されたんですが、
・大人も子どもも楽しめて防災知識が身につく
・設営や撤去に大きな労力がかからない、
・災害時に大きな択割を果たす住民間のコミュニケーションも補える
・共用で備蓄する防災用具などを試す機会になる
などなど、いいことずくめだったんだとか。
また、お母さん3人で200人分の料理をまかなったりと、
地域の方々がそれぞれ自分の得意なジャンルで力を発揮し、
協力しあう姿がとても印象的だったといいます。
そんな経験から、寒川さんは今年、
こんな新しいキャンプのかたちを提案していくことになりました。
題して、「TOKYO STYLE STEP CAMP」
「TOKYO STYLE」=「都会での生活」を意味します。
(横浜と置き換えていただいてもOK)
都会生活の特徴は、1つに人口密度が高いこと。
となると、災害時には独りきりではなく、
必ず多様な人たち=コミュニティーが存在するケースが多いです。
その中で大事になっていくのが『役割』。
どう助け合っていくのか、
お母さんの役割、お父さんの役割、お年寄りの役割。
個々で自分のためだけにスキルを磨いていくのではなく、
キャンプを通じて、「災害時に、今の自分には何ができるのか」
そんな視点を持てるようになることが
これからの時代の防災キャンプだと、寒川さんは教えてくれました。
アナタは災害時、何をして皆の役に立ちますか?
STEP CAMP facebookページより引用
放送後には、多摩川の河川敷で
「TOKYO STYLE STEP CAMP」の動画撮影が行われました。
たくさんの方がボランティアで参加されてますね。
都会生活では、川が多いことも特徴の1つ。
災害時、人は水のあるところに集まるんだそうで、
都会では河原に人が集まることが想定されます。
そこで、今回の撮影では、
河原に落ちてる枯れ枝や牛乳パックを燃料に豚汁やお茶をのんだり、
多摩川の水でご飯炊き(川の水を沸騰の媒体に利用)をしたり、
河原だから出来る防災テクニックの様子が収められました。
STEP CAMP facebookページより引用
5月には多摩川で本番のイベントが開催されるそうなので、
詳しいことがわかったらまた番組やブログでお伝えしますね。
<STEP CAMP参加イベント情報>
在宅療養児のための防災文化祭
日時 2月7日(土)午前10時~午後4時(雨天でも開催予定)
会場 神奈川県こども医療センター体育館(管理棟地下2階)
アウトドアを楽しみながら防災拠点をつくる
日時 2月13日(土)&14日(日) 午前10時〜午後2時
会場 旧野外活動センター前庭 (逗子市蘆花記念公園内)
関東学院大学が主催するワークショップです
どなたでも参加OK 入場無料
詳しくは、STEP CAMPのホームページ、
またはfacebookページをチェックしてください。