
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、ヒラメのウンチクじゃ。
ヒラメは、「寒ヒラメ」というように寒い冬が旬の魚じゃ。
ヒラメの代表的なポイントと言えば、茨城県の鹿島。
鹿島沖のヒラメは、11月に部分解禁になった後、
12月から全面解禁になるんじゃが、
解禁直後12月第1週の週末は、
場荒れしていない釣り場でヒラメを狙う釣り人でいっぱいになるんじゃ。
先週末の鹿島もそんな釣り人が集まって、10枚を超える人が続出したようじゃ。
ヒラメの釣り方は、エサ釣りとルアーがあるんじゃが、
船の釣りではエサ釣りがメジャーじゃな。
ヒラメは、死んだ小魚をエサに使ってもなかなか釣れないので、
活きたマイワシやカタクチイワシをエサに使って、泳がせて釣るんじゃ。
なので、エサのイワシをいかに元気なまま
ヒラメのいる海底まで降ろすかが釣果を分けるのじゃ。
活きイワシをハリにかけるときは、
素手で捕まえようとせずに必ず網ですくって、
イワシが弱らないように、桶の水の中で、手早く針にかけるのじゃ。
それから、ヒラメは、エサを一気に飲み込むことは少なく、
はじめ鋭い歯で獲物を捕まえて、十分弱らせてから飲み込みむんじゃ。
だから早合わせは厳禁で、
アタリがあってから十分食い込ませてからアワセないと
すっぽ抜けてしまって針掛かりせず、歯形がついたイワシが上がってくる。
だから40秒くらい待ってから合わせるように!と、
釣り人の間では「ヒラメ40」よく言われておるのじゃ。
難しい釣りと思うかもしれんが、
最初にアタリがあってから、十分食い込ませて、合わせるまで
ドキドキ感が40秒も続くと思えば、
これがヒラメ釣り最大の魅力なのかもしれんな。