
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
前回に続いて日本人なら覚えておきたい魚の盛り付け方のウンチクじゃ。
今回はお刺身の盛り付け方のコツじゃ!
まず、お刺身を美味しく盛る一番のコツは、魚の種類を多くすることじゃ。
魚の種類が増えると彩りが良くなってとても美味しそうに見えるのぉ。
種類が少ない場合は、目を引く赤身の魚を手前に配置して、
白身を奥に配置するといいぞ。
種類が多い場合は、隣同士に似たような色の魚を並べないようにすると、
メリハリがついて、ボケた印象になりにくいんじゃ。
また立体的に盛るのも大切で、
ツマや大葉を使って、向こう側を高く、手前の方に従って低く、広く盛るんじゃ。
あとは、薬味や飾り切りにした野菜、赤タデ、シソの実などを上手く使って
配置すれば、かっこよく見えるのじゃ。
これは魚の種類が多い場合の話じゃが、
五目釣りでもないかぎりなかなか何種類も魚を用意するのは大変じゃな。
一種類の魚を同じ大きさに切って並べるのを「流し盛り」と言うんじゃが、
この時は、左を正面にするのが基本じゃ。
つまり魚を重ねた時に、左に行くほど手前、または上になっているように盛るんじゃな。
魚が一種類の時は、とくに色味が寂しくなりがちなので、
飾りで彩りを加えることが大切じゃぞ。