
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、日本人なら覚えておきたい魚の盛り付け方のウンチクじゃ。
魚を釣ったら、食べるのも楽しみの1つじゃが、
魚の盛り付け方には作法があるのを知っておるかのぉ?
今日は、姿の魚、つまり尾頭付きの魚を盛る時の作法についてじゃ。
まず、焼き魚、煮魚など尾頭付きの魚を盛る時は、
頭を左にして盛るのが基本じゃ。
図鑑に載っている写真と同じ向きじゃな。
なぜかというと、お箸は右手で持つことが前提とされているので、
そのほうが食べやすいからなんじゃ。
また、人間の視線は、自然と左上から右下へと移動するので、
左に頭がある方が感覚的にもしっくりくるんじゃな。
ちなみに、海の魚と川の魚では盛り付け方が変わってくるんじゃ。
どちらも頭の向きが左なのは一緒じゃが、
海の魚は「腹を手前」に、川の魚は「背を手前」に盛り付けるのが
基本的な作法なんじゃ。
ただ、背を手前にして盛り付けると様にならないので、
実際は、背を上にして「立てて」盛るケースが多いようじゃな。
間違った盛り付けでSNSなどにアップして恥をかかないように気を付けるのじゃ!