
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、アキアジのウンチクじゃ。
アキアジと言っても、アジの種類ではないぞ。
アキアジとは、北海道や東北で「サケ」のことじゃ。
秋に産卵のため川をのぼるので、
季節の「秋」に、美味しい「味」と書いてアキアジじゃな。
8月から10月にかけて北海道や東北の一部では、
産卵のためにやってきたシロザケやカラフトマスなどが釣れる。
この時期、サケが釣れる漁港などには釣り人が所狭しと並ぶほど人気の釣りじゃ。
釣り方は、ブッコミ、浮きフカセ、岸壁の際を狙ったタラシ釣り、
フライフィッシングなど様々じゃが、
アキアジ独特の釣り方と言えば、「浮きルアー」。
ルアーは、「スプーン」という、
鉄板を食器のスプーンのように曲げたルアーを使うんじゃが、
このスプーンに、タコベイト(ゴム製のヒラヒラ)を付けて、
さらにハリには、サンマやイカの切り身を付ける。
これに、浮きルアー専用の浮きを付けて遠投して釣るのじゃ。
釣れるアキアジのサイズは70~80センチくらい。
ひとたび針にかかれば、凄まじい重量感を体感できて、
個体によっては強烈な引きも楽しめるんじゃ。
産卵期で脂はあまりのっていないので食べ方には工夫が必要じゃが、
メスにはイクラがあって、これがまた美味いんじゃ。
一部を除いて川での釣りは禁止で、
海でも河口部の一部は制限があるので注意が必要じゃ。
一度はアキアジを釣りに北海道に行ってみたいもんじゃな!