
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、キハダのウンチクじゃ。
キハダは、全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布するマグロの仲間で、
キハダマグロという人も多いが、正式名称はキハダじゃ。
背鰭と尻鰭が黄色く、成長にともなって長く伸びるの特徴じゃな。
マグロ属の中では中型で、
成魚は全長2メートル、体重200キロに達するものもおるが、
相模湾で狙えるのは、大きくて50キロといったところじゃ。
相模湾では、毎年8月1日からコマセを使ったマグロ釣りが解禁になるんじゃが、
ここ数年は、毎年相模湾に群れがやってきて大きな盛り上がりを見せておる。
釣り方は、基本的にはコマセマダイと同じじゃ。
コマセのオキアミを振り出しながら、
コマセの煙幕の中に付けエサのオキアミを同調させて食わせるんじゃ。
キハダがかかったらとにかく走らせて、キハダが止まってからが勝負。
キハダがかかるかどうかは運も大きいんじゃが、
かかってから船にあげるには、腕がものをいうのじゃ。
マグロ釣りの道具は、自分で揃えるとなるとかなりの金額になるので
ハードルが高いと思われがちじゃが、
茅ヶ崎の一俊丸(かずとしまる)では、
2000円でレンタルタックルも用意されておるので、
この夏チャレンジしてみてはどうかの。
ちなみに、実は、全世界のマグロ漁獲量のうちの半分以上がこのキハダ。
主な利用方法は、ツナ缶じゃが、
刺身やたたき、づけ、カルパッチョ、フライにして美味いぞ。
自分で釣って味わってみるのじゃ!