The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識「シーラ」vol.3

博士じゃ。

わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。

7月は、シイラ月間!夏の申し子「シイラ」を様々な角度から紹介していくのじゃ。

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第3回の今日は、「シイラの食べ方」じゃ。

日本では雑魚として扱われることが多いシイラじゃが、
ハワイでは「マヒマヒ」という名前の高級魚で、
コスタリカやアメリカ、地中海のマルタ島などでも人気の魚じゃ。

油との相性がいいのでフライ、竜田揚げ、ムニエルが定番じゃが、
他にも、カツオと同じようにタタキにしたり、
意外なところでは、牛肉のかわりにシイラを使った「すき焼き」も美味いのぉ。

シイラ漁が盛んな高知県では、
シイラのフライを挟んだ「シイラバーガー」、
シイラでスープを取ってシイラフレークをトッピングした「しーらーめん」など、
シイラを使ったご当地グルメもあるんじゃぞ。
それから高知県などで人気なのはシイラの刺身。
白身で脂がのっていて、カジキマグロに似た味じゃ。

ただし、シイラは鮮度が落ちるのが早いので、
釣ったらすぐに血抜きをして、クーラーで保冷して持ち帰ることが肝心。
それから皮とその周辺に臭みがあるので、どんな料理でも皮を引くこと。
ちなみに、シイラの皮には「毒性の粘液」があるので、
皮を引いた後は、まな板、包丁をよく洗ってから切り身にしていく。
もちろん他の魚と同じように寄生虫や食中毒の原因菌にも気を付けるのじゃ。
また、シイラは卵が絶品で、煮付け・天婦羅・味噌汁などにすると、
粒々のプチプチ感がお口の中で広がって、とてもうまいんじゃ。
ぜひ釣った味わってみてほしい。

次回は、シイラの夫婦事情を紹介するぞ。楽しみにしておるのじゃ

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