
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今回は、「ととけん」を紹介するのじゃ。
「とと」というのは、昔ながらの幼児言葉で「お魚」のこと。
正式名称は「日本さかな検定」じゃ。
日ごろ、釣りやグルメで培ったお魚の知識を試せる検定なんじゃ。
日本では、昭和30年生まれを境に、若い層ほど魚離れが加速しておる。
そこで、魚への関心や知識を深めながら、
世界に誇る日本の魚食文化の魅力を
再発見してもらおうということで行われているのがこの検定じゃ。
初級の3級から上級の1級まで3段階あるんじゃが、
例えばこんな問題が出題されるんじゃ。
「大量に墨を吐くことから関東ではスミイカと呼ばれ、
肉厚でずんぐりとした姿形のイカは次のうちどれじゃ?」
(1)アオリイカ (2)コウイカ (3)スルメイカ (4)ヤリイカ
ワシの釣り情報をちゃんと聞いていれば、簡単な問題じゃな。
答えは2番のコウイカじゃ。
体内の中に、甲という貝殻の名残をもっているから、甲イカと呼ばれるじゃ。
ちなみに、市場に流通する時は、
関東では墨まみれのまま、関西では墨をきれいに洗った状態で流通する。
こんな東西の文化の違いも面白いのぉ。
「第6回 日本さかな検定」は、6月28日(日)に開催じゃが、
申し込みは、5月27日(水)までと今回は締切になっておる。
次回、チャレンジしてみてはいかがかの?
ちなみに、試験を受けた後は、魚が食べたくなること間違いなしじゃ!