
博士じゃ。
わしが、うんちくを語る大人気のコーナーじゃ。
心して読むように。
今年に入って、
400キロ近いクロマグロが相次いで水揚げされているのは知っておるかの?
これだけの大物が大漁となるのはとても珍しいことなんじゃが、
この大型マグロは今、専門家の間で「団塊マグロ」と呼ばれておるんじゃ。
…というのも、今400キロ近くまで育っているクロマグロが生まれた頃に、
沖縄近海を中心に
クロマグロの稚魚が4000万匹も生まれるという珍しい現象があったんじゃ。
マグロにも「ベビーブーム」があるんじゃな。
このベビーブームの時のマグロが、人間でいう「団塊の世代」となって、
今年400キロ近くまで育って水揚げされているんじゃ。
また、クロマグロが400キロクラスに成長するには
20年かかると言われているんじゃ。
ちょうど今から21年前、沖縄近海の産卵場所を中心に、
クロマグロの稚魚が4000万匹も生まれるという珍しい現象があったんじゃが、
この時に生まれたマグロが「団塊マグロ」となって、
今たくさん漁獲されているんじゃな。
大きなマグロがたくさんとれるからと言って、
マグロがすぐに安くなることはなさそうなんじゃが…
ちなみに、大型のマグロは脂がしっかり乗っていて、
とてもおいしいらしいんじゃ!