
ディレクターの辰巳です。
日本ダッチオーブン・ライフ振興会理事長
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月のレシピは「ショートケーキ」です。
ショートケーキというと、スポンジケーキにホイップクリームを塗って
イチゴを載せたもの(ストロベリーショートケーキ)を思い浮かべますが、
もともとはイギリスで生まれた焼き菓子です。
ショートという言葉が、
"Short Bakinng-powder Biscuit dough"のショートで、
短時間で作れるビスケットケーキという意味です。
紅茶の国イギリスでは、19世紀の頃から
アフタヌーンティーと呼ばれる、ティータイムの習慣があります。
オーブンで焼くパイやビスケットやパンを総称して『ベイキング』と言いますが、
親から子へ、その家庭の味が伝えられてきたので、
イギリスの主婦が最も得意としています。
ショートケーキは、夏にしか獲れないフルーツ(イチゴやラズベリーなど)を
フレッシュで添える、夏に食べるイギリス生まれのお菓子です。
サクサクした歯触りのビスケットにクリームとフルーツを組み合わせたものです。
今大人気のスキレットで、アウトドアでも簡単に出来るショートケーキを紹介します
【食材】
直径7~8cmの丸型で15枚分です。
ビスケット生地の材料は、薄力粉と全粒粉を合わせて150g
(全粒粉を加えると香りが良い)
バター110g、ブラウンシュガー(粗糖)60g、
ベーキングパウダーをひと匙加えます。
食べる時に添える生クリーム(ダブルクリーム)とイチゴと粉糖、
お好みでキルシュを用意します。
【作り方】
初めにビスケット生地を作ります。
ボールに薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、ブラウンシュガーと
室温に戻して柔らかくしたバターを入れて混ぜ合わせます。
手早く混ぜます。あまり捏ねない方がサクサクに出来ます。
次に、こね板の上に打ち粉をして綿棒にも粉をつけます。
生地を伸ばして1cmの厚さにして、丸型で抜きます。
抜いた生地をプレヒートしたスキレットに載せて、弱火でじっくりと焼きます。
イギリスでは、ウェールズ伝統のベークストーン(BAKESTONE)という、
丸い厚手の鉄板を火の上において使います。
両面に綺麗な焼き色をつけて、じっくりと焼き上げます。(15分位)
焼けたケーキは金網に移して冷します。
冷めたケーキをお皿の上にのせて、ホイップしたクリームを載せます。
その上に半分に切った苺を載せて飾り、
もう1枚のケーキを苺の上に、立てかける様にして斜めにかぶせたら、
粉糖をうっすらと振りかけて出来上がりです。
生クリームたっぷりのショートケーキは、
サクサクとした歯触りと、全粒粉が香ばしい香り、
甘酸っぱいイチゴとキルシュ風味の生クリームが最高の組み合わせです。
熱々に入れた紅茶を添えて召し上がって下さいね。
<<いよいよ来週に迫りました!>>
日本ダッチオーブン・ライフ振興会主催『春のダッチオーブン祭り』
【日時】4月26日(日)10時開会
【場所】埼玉県日高市巾着田公園
【参加費】大人3000円 中学生以下無料
料理を作ってシェアしてくれるチームの代表の人は2000円
日高市民は1000円
今回も協賛各社提供による豪華なダッチオーブンが当たる抽選会を行います。
ダッチオーブン料理コンテストも行います。
是非皆さん来て下さいね。
詳しくは日本ダッチオーブン・ライフ振興会のホームページをご覧下さい。