The Burn - Fm yokohama 84.7

ダッチオーブンレシピ「若鶏のロースト」

ディレクターの辰巳です。

日本ダッチオーブン・ライフ振興会理事長
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。

今月のレシピは「若鶏のロースト」です。


150228dutch1_2
今さらローストチキンを何で?と思われる方もいらしゃると思いますが、
アウトドアで(初めて)ダッチオーブン料理を作る時のメニューと言えば、
「ローストチキン」というのは、お約束になっています。

鶏丸ごと一羽というのは、一般の人にとって、
ご馳走としての定番メニューですね。

見栄えも良いですし、骨付きのままローストすると、
骨まで火が入っているので冷めにくく、肉が柔らかく仕上がります。

ローストチキンをアウトドアやキッチンで、
一番上手に美味しく作れるのがダッチオーブンです。

今回の作り方は少し贅沢に、お腹に詰め物をしますが、
お腹の中で鶏のエキスがしみ込んで、とても美味しくなります。

ローストチキンは、原点に戻る意味でもきちんと習得して欲しい料理です。

それでは、作り方です。

【食材】
10インチダッチオーブンで、鶏丸ごと1羽(中抜き)1~1.2kgを用意します。
詰め物(ポルト酒風味のバターライス)の材料は、米2合、玉葱とパセリのみじん切り、
マッシュルーム、鶏のレバー、鶏ガラスープ、バターとポルト酒を少し用意します。

鶏をローストする時の香味野菜として玉葱、人参、セロリ、にんにく、ローリエ、
調味料は塩胡椒と溶かしバター、ソースに生クリームとポルト酒を用意します。

【作り方】
初めに詰め物を作ります。
熱したスキレットにバターを溶かして、
細かく切った鶏レバーとマッシュルームを炒めます。
ポルト酒を少し入れて水分が無くなる迄煮詰めたら、さっと塩胡椒をします。

次にバターライスを作ります。
ダッチオーブンにバターを溶かしてみじん切りの玉葱を炒めてから、お米を加えて炒め、
透き通ってきたらお米と同量の鶏ガラスープとローリエを入れてフタをします。
沸騰したら弱火にして20分で炊き上げて蒸らします。

このバターライスに炒めたレバーとマッシュルームを入れて混ぜ合わせます。
塩胡椒で味を整えてから、鶏のお腹に詰めます。
バターライスが出てこない様にタコ糸や専用のコイルで鶏の口を縫い合わせます。

熱したダッチオーブンにオリーブ油を少し入れて、
スライスした香味野菜をさっと炒めたら、鶏をその上に載せます。
家のキッチンでは200℃のオーブンに入れて約1時間ローストします。
途中で溶かしバターを塗りながらローストすると、鶏の皮はパリッと香ばしく、
美味しそうな、ゴールデンブラウンに焼き上がります。

アウトドアでのローストは、下火は弱火、フタの上には炭を載せて天火をします。
炭の載せ方ですが、初めはダッチオーブン全体を温めるのに炭を多めに載せます。
15分位たったら、今度はコゲ付かない様に徐々に炭を減らしていくのがポイントです。

最後につけ合わせのソースを作ります。
焼き上がった鶏をダッチオーブンから取り出して、
ポルト酒を少し加えて強火にかけます。
アルコール分をとばしたらソースを漉します。
漉したソースをさらに煮詰めてから、生クリームと塩胡椒で味を整えます。

150228dutch2
パリッとゴールデンブラウンに焼き上がった若鶏のローストは、とても豪華。
ローストした丸鶏を、骨ごとにさばいて(鶏を切り分ける方法も覚えましょう)
お腹に詰めたバターライスとソースを添えて頂きます。

香ばしくてパリパリの皮と、しっとりとした鶏肉はとても美味しいです。
ソースと詰め物に使った、ポルト酒の香りがお洒落な味わいです。
若鶏のロースト、是非マスターして下さいね。



<<恒例のイベント開催!>>

日本ダッチオーブン・ライフ振興会主催『春のダッチオーブン祭り』

【日時】4月26日(日)10時開会
【場所】埼玉県日高市巾着田公園
【参加費】大人3000円 中学生以下無料
     料理を作ってシェアしてくれるチームの代表の人は2000円
     日高市民は1000円

今回も協賛各社提供による豪華なダッチオーブンが当たる抽選会を行います。
ダッチオーブン料理コンテストも行います。
是非皆さん来て下さいね。

詳しくは日本ダッチオーブン・ライフ振興会のホームページをご覧下さい。

top