
博士じゃ。
『博士の釣りと魚に関することわざ』じゃ。
心して読むように。
今回紹介することわざは…
『 沖の魚を獲らんとして、岸の魚を逸す 』
「隣の奥さん(芝生)はきれいに見える」なんて言葉があるが、
釣りも同じで、近くのポイントより、遠くのポイント、
岸釣りより、船で沖に出た方が大物が釣れるはず、
なんて考えるのがアングラーの性じゃ。
だが、カツオやブリなどの大型回遊魚は別にして、
アジやイワシなどの小型回遊魚やクロダイやメジナなどは、
防波堤や磯からの方が釣れることが多いんじゃ。
まして、慣れない船に勇んで乗り込んでも、
潮が速くて隣の人と仕掛けが絡まったり、
船酔いで釣りにならない、なんてことも多いもの。
まずは防波堤のテトラの隙間に潜むサカゴやソイなどの根魚を確実にものにすること、
それが肝心じゃ。