The Burn - Fm yokohama 84.7

深海バスターズVol.9

押忍!ADのO2(オーツー)です!

今月15日(月)に、9回目となる
「深海バスターズ」にチャレンジしてきました!

Img_7116

Img_7117

三浦半島の先端、城ケ島のすぐ南には、
水深1000mにもなる「東京海底谷」と言われる深海生物の楽園があり、
ゴブリンシャークの異名をもつミツクリザメを始め、
いろいろな深海ザメが棲んでいるといわれていますが…
この東京海底谷で、「古代魚や希少種、さらには新種の魚を釣ろう!」と
『深海”釣”査』しているのが、「プロジェクトZ~深海バスターズ」です。

ちなみに、これまで8回行ってきた深海バスターズでは…
古代種・希少種とまではいかないものの、
「カラスザメ」「フトツノザメ」「ヘラツノザメ」といった
深海ザメを釣り上げています。

今回も小網代湾の船宿「丸十丸」小菅船長の協力のもと、
集まったのは、井手さん、辰巳D、元ディレクターの赤ワインさん、
そして僕ADのO2(オーツー)に加えて、
番組でのメンバー募集の呼びかけに応じて参加してくれたリスナー代表の小山さん。

毎回、エサや仕掛けも試行錯誤を繰り返していて、
今までにサバ、イワシ、イカ、クジラなどを使ってきましたが、
今回は小菅船長の提案でカツオのハラモをエサに使うことにして、

Img_7110

Img_7106

井手さんもサメの鋭い歯で切られないように
極太ナイロンラインで自作の仕掛けを用意していました。

ちなみに、井手さんや赤ワインさんが過去に達成した
「200目釣り」という企画に自分もしていた、いや、しているので、(現在合計92目)
深海ザメはもちろんのこと、「キンメダイ」「ギス」「ユメカサゴ」など、
深海魚を一気に釣り上げ、ここで100目達成!も目論んでます。

10849930_675743139212325_2846299320

いざ海に出て、最初に選んだポイントは相模湾の長井沖。
1年ほど前に、海底に設置されたカニ漁の刺し網で
ミツクリザメが一度に11匹も捕獲された場所です。
この水深200~300mのポイントで最初に当たりがあったのは赤ワインさん。
しかし、仕掛けを上げてみると、ハリスが鋭い歯で切られていました。
もしかしたら深海ザメの仕業かも…まさかミツクリザメ?

続いて、釣り場を少し南へ移して諸磯沖へ。
しばらく流していると、小菅船長から
「下から10mに群れの反応でてるよ!」との声が。
すると井手さん、すかさず底を取り直して
10m巻き上げて止めた瞬間にゴンゴン!と明確なアタリが。

Img_7127

美味しいキンメダイをゲット!?

そう思って電動でゆっくりと巻いてくると水面に現れたのは…

なんと、「サメ」でした!

Img_7119

体長1mほどの小型のサメだったので、そのままゴボウ抜きで船にあげると、
今までに見たことのない姿のサメだったので、もしや新種?と思いましたが、
図鑑で調べてみたところ、「エドアブラザメ」でした。

Img_7122

小型ながら櫛状の鋭い歯を持ち、
ネコ掴みすると体を反らせて鋭い歯で噛みつこうとします。

Img_7120

Img_7121

目には、光の少ない深海で少しでも光を集めるため、
タペタムという反射板があって、
とても綺麗なエメラルドグリーンをしています。

Img_7123

ちなみに、エドアブラザメは、
生きた化石と言われるラブカと同じ「カグラザメ目」の深海ザメで、
カグラザメ目はサメの中でも原始的なグループ。
現生のほとんどのサメは鰓裂が5対なのに対して、 
エドアブラザメは現生のサメの中で最も多い7対あるなど、
古代サメの特徴を残しています。
名前の通り、東京湾には比較的多い深海ザメですが、
相模湾での捕獲例はそれほど多くないそうです。

これで通算4種目となる深海ザメが釣れましたが、
その後は、深海ザメはもちろん美味しい深海魚たちに出会えませんでした。

ちなみに、今回釣れたエドアブラザメは、
生きたまま港まで持ち帰ることに成功したので、
京急油壺マリンパークに提供しました。

生きた化石ラブカの“遠い親戚”とも言えるエドアブラザメを釣り上げたことで、
ラブカにも一歩近づいた気がしているバスターズ。

次回こそ「お宝発見」となるのか? 
今後の活動報告に乞うご期待!

Img_7130

top