
押忍!ADのO2(オーツー)です!
今月15日(月)に、9回目となる
「深海バスターズ」にチャレンジしてきました!
三浦半島の先端、城ケ島のすぐ南には、
水深1000mにもなる「東京海底谷」と言われる深海生物の楽園があり、
ゴブリンシャークの異名をもつミツクリザメを始め、
いろいろな深海ザメが棲んでいるといわれていますが…
この東京海底谷で、「古代魚や希少種、さらには新種の魚を釣ろう!」と
『深海”釣”査』しているのが、「プロジェクトZ~深海バスターズ」です。
ちなみに、これまで8回行ってきた深海バスターズでは…
古代種・希少種とまではいかないものの、
「カラスザメ」「フトツノザメ」「ヘラツノザメ」といった
深海ザメを釣り上げています。
今回も小網代湾の船宿「丸十丸」小菅船長の協力のもと、
集まったのは、井手さん、辰巳D、元ディレクターの赤ワインさん、
そして僕ADのO2(オーツー)に加えて、
番組でのメンバー募集の呼びかけに応じて参加してくれたリスナー代表の小山さん。
毎回、エサや仕掛けも試行錯誤を繰り返していて、
今までにサバ、イワシ、イカ、クジラなどを使ってきましたが、
今回は小菅船長の提案でカツオのハラモをエサに使うことにして、
井手さんもサメの鋭い歯で切られないように
極太ナイロンラインで自作の仕掛けを用意していました。
ちなみに、井手さんや赤ワインさんが過去に達成した
「200目釣り」という企画に自分もしていた、いや、しているので、(現在合計92目)
深海ザメはもちろんのこと、「キンメダイ」「ギス」「ユメカサゴ」など、
深海魚を一気に釣り上げ、ここで100目達成!も目論んでます。
いざ海に出て、最初に選んだポイントは相模湾の長井沖。
1年ほど前に、海底に設置されたカニ漁の刺し網で
ミツクリザメが一度に11匹も捕獲された場所です。
この水深200~300mのポイントで最初に当たりがあったのは赤ワインさん。
しかし、仕掛けを上げてみると、ハリスが鋭い歯で切られていました。
もしかしたら深海ザメの仕業かも…まさかミツクリザメ?
続いて、釣り場を少し南へ移して諸磯沖へ。
しばらく流していると、小菅船長から
「下から10mに群れの反応でてるよ!」との声が。
すると井手さん、すかさず底を取り直して
10m巻き上げて止めた瞬間にゴンゴン!と明確なアタリが。
美味しいキンメダイをゲット!?
そう思って電動でゆっくりと巻いてくると水面に現れたのは…
なんと、「サメ」でした!
体長1mほどの小型のサメだったので、そのままゴボウ抜きで船にあげると、
今までに見たことのない姿のサメだったので、もしや新種?と思いましたが、
図鑑で調べてみたところ、「エドアブラザメ」でした。
小型ながら櫛状の鋭い歯を持ち、
ネコ掴みすると体を反らせて鋭い歯で噛みつこうとします。
目には、光の少ない深海で少しでも光を集めるため、
タペタムという反射板があって、
とても綺麗なエメラルドグリーンをしています。
ちなみに、エドアブラザメは、
生きた化石と言われるラブカと同じ「カグラザメ目」の深海ザメで、
カグラザメ目はサメの中でも原始的なグループ。
現生のほとんどのサメは鰓裂が5対なのに対して、
エドアブラザメは現生のサメの中で最も多い7対あるなど、
古代サメの特徴を残しています。
名前の通り、東京湾には比較的多い深海ザメですが、
相模湾での捕獲例はそれほど多くないそうです。
これで通算4種目となる深海ザメが釣れましたが、
その後は、深海ザメはもちろん美味しい深海魚たちに出会えませんでした。
ちなみに、今回釣れたエドアブラザメは、
生きたまま港まで持ち帰ることに成功したので、
京急油壺マリンパークに提供しました。
生きた化石ラブカの“遠い親戚”とも言えるエドアブラザメを釣り上げたことで、
ラブカにも一歩近づいた気がしているバスターズ。
次回こそ「お宝発見」となるのか?
今後の活動報告に乞うご期待!