The Burn - Fm yokohama 84.7

ザバーン登山部〜雲取山登山レポート〜その2

やまーん!ディレクターの辰巳です。

前回のブログでは、
初日の出発の様子をお届けしました。

今回はその続き、山小屋泊までをお届けします!

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メンバーは、左から赤ワイン氏、Foxfire斉藤さん、
加賀谷はつみちゃん、OJI部長、井手さん、
そしてディレクター辰巳(撮影者)という6人です。

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「登山は自分のタイミングで休憩できるからいい」

と、井手さん。

OJI部長も言っていましたが、
「休憩するために山登りをしている」といっても過言ではないほど
途中の休憩が楽しいんです。

さらに、楽しいメンバーと一緒なら、その楽しさは倍増します。

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30分ほど登って行くと、足元はすっかり一面の雪。

アイゼンは欠かせません。

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無理をせず、行動食や水の補給はこまめに。

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途中、道が2つに分かれていたんですが、
片方(左)にはこんな看板が立っていました。

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「この先 崩落箇所があります。
 安全の為 迂回をお願いしています。」


雪山は決して安全な場所ではありません。
油断をすると遭難したり、
最悪の場合、命を落としてしまうことも。

背筋がピシっとなります。

さて、このあたりから、
井手さんの様子に変化が表れてきました。

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「いや〜重い!」

かなりきつそうな表情です。

そう、背負っているザックの重量が
ここに来て文字通り「重荷」になってきたようです。

重さの違いって、歩きにかなり影響するんですね!

なぜ登山グッズがいちいち「軽量化」を図っているのか
その理由がよくわかりました。

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しかも、雲取山登山(鴨沢ルート)は、
ゆるい登りがだらだらと続くのが特徴。

スタミナも足の力もじわじわと奪われていきます。

さらに、予定していた時間よりもどんどん遅れていく…。

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「七ッ石小屋」に着いた時には、午後2時を回っていました。

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七ッ石小屋からのナイスビュー!

ここに来て景色が良くなり、
登山部たちのテンションもあがります!

束の間の休息で体力をチャージした後、
再び歩き始めます。

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かなり急な坂を登り切ると、
ようやくだらだら坂が終了しました。

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ここからは、比較的景色が良くて楽しい
「稜線歩き」です。

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OJI部長先導のもと、もくもくと歩き続けるザバーン登山部一行。

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最後の急坂を登りきり、
七ッ石山の山頂に到着しました!

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標高は1757m。

目的地ではないんですが、
山頂につくと、妙にほっとしてしまいます。

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斉藤さんの見つめる先には、
雲取山の頂上も見え始めました。

今日の目的地「奥多摩小屋」まであと少しです。

日が沈む前に到着しないとテントの設営が大変なので、
ここからは慌てず焦らずラストスパート!

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標高が上がるに連れ、
見渡す景色も素晴らしくなっていきます。

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ゴール間近、うきうきのディレクター辰巳。

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そして、奥多摩小屋に到着!!

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重い荷物を背負って登り切った井手さんは
思わずこのガッツポーズです!

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この小屋(標高1750m)から雲取山山頂までは、
コースタイムで1時間。

今夜はここに泊り、
明日は早朝に小屋を出発して
雲取山の山頂で日の出を見ようという話になりました。

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早速OJI部長と井手さんは
小屋の近くにあるテント場にテントを設営。

見晴らしがよく、目の前に富士山も見えて、
実にテントのハリガイがあります。

でも夜は寒そう…

僕らは山小屋でぬくぬくしようっと♪

そう思って残りの4名は山小屋に入ったわけですが、
こちらはこちらでこんな状況になりました。

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えっ?ここは外??ってくらい寒い!

なんと、先日の記録的な大雪の影響で、

*薪が雪に埋もれてしまって薪ストーブが使えない
*石油ストーブ用の燃料も残り少ない

その結果、小屋の中の温度はマイナス5℃!!

ダウンジャケットの上からさらにダウンを来て、
下もダウンパンツを履いて、
足元にはカイロを貼りつつダウンソックスも着用しました。

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室内で唯一身体を暖められるのは、豆炭のコタツだけ。

みんな毛布にくるまりながら
コタツから出られなくなってしまいました(笑)

そうこうしているうちにお腹も空いてきたので、
みんなで夕食ターイム!

前回はOJI部長が「マウンテンすき焼き」を振る舞ってくれましたが、
今回は各自で用意することにしました。

ところが、ここでさらなる大雪の影響が!

なんと山小屋の水場が使えなくなってしまったんです。

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こうなると、雪をバーナーで溶かして
水を手に入れるしかありません。

実にワイルドでサバイバルなディナータイムの始まりです(笑)

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はつみちゃんの山ご飯は、定番のカップヌードル。

シンプル・イズ・ベスト!

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僕:辰巳もカップヌードル。

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井手さんも、詰め替え用のカップヌードルをコッヘルで調理。

そしてその後ろに映っているのが
料理大好き:赤ワイン氏の山ご飯なんですが、
さんまの蒲焼の缶詰を入れた炊き込み風ご飯と
レトルトのおでんというなんとも豪華な2点セット。

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あつあつおでんに満面の笑み。

魚を釣り上げた時よりいい顔をしています(笑)

ちなみに、おでんのパックの重さは545gでした。

「重い食料ほどうまい」byOJI部長

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山経験豊富な残りの2人はどちらも「パスタ」でした。

斉藤さんは早ゆでのマカロニタイプのものを用意。

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バジルと明太子の2種類のソースで、
バリエーションを楽しむ作戦です。

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一方、OJI部長はスパゲッティをゆでて、
たっぷりチーズを絡めていただきます。

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この後、各自ビールや焼酎、日本酒、ワインなど
お酒をワイワイ楽しみながら、
明日に備えて夜8時頃、就寝となりました。

(続く)

























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