
ディレクターの辰巳です。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月のレシピは「アイントプフ」です。
ドイツの伝統的な鍋料理「アイントプフ」。
戦時中の食糧難だった時代にも、質素な鍋料理として奨励されていました。
今でもひと鍋で手軽に出来るので、ドイツの主婦の間でも大人気。
ドイツ料理の基本が伺えます。
アイントプフは、ソーセージ(ヴルストと呼ばれる)を使います。
ドイツでは16世紀から、家畜の豚でソーセージを作る習わしがあります。
ドイツ料理で最もよく使われる豚肉を、全て残さずに食べきる為に
細切れ肉や、内蔵、血液に至るまでマイスターがソーセージに加工しました。
ドイツには、1500種類ものソーセージがありますが、使われる肉類も
豚、牛、鳥、羊、鹿、猪など、中にはトリュフやフォアグラで香りを
付けたものや血液を使う血のソーセージなど様々で、
調理方法や食べ方もたくさんあります。
それでは作り方です。
【食材】
ソーセージを12~15本(一人分として3本位)用意します。
粗挽きタイプやきめの細かいタイプで、
スモークされているものや生ソーセージなどお好みで用意します。
他には、ベーコン150g、野菜は、玉葱、人参、セロリ、ジャガイモ、
香味野菜としてニンニク、パセリ、タイム、ローリエを用意します。
後はレンズ豆150g、鶏ガラスープ1L、バターと塩、胡椒を用意します。
【下拵え】
玉葱、人参、セロリ、じゃがいもは皮をむいて、1~2cmのサイコロ状にカットします。
ベーコンは、2cm巾にカットします。
【作り方です】
プレヒートしたダッチオーブンにバターをひいて、ベーコンを入れて炒めます。
ベーコンの脂が出てカリッとしたら、玉葱、人参、セロリを入れて炒めます。
しんなりしたら、洗ったレンズ豆を加えます。
次に鶏ガラスープを注いで沸騰させます。アクが出たら取り除いて
ローリエ、タイム、パセリ、セロリの葉を入れてフタをします。
強火で沸騰させて蒸気が出たら弱火にして20分〜30分煮込みます。
レンズ豆が柔らかくなったら、ジャガイモとソーセージを加えて
さらに15分位煮込みます。ジャガイモが柔らかくなったら、
最後に塩胡椒で味を整えて出来上がりです。
パリッと皮がはじけて、肉汁あふれるソーセージはご馳走です。
マスタードやバターをぬったライ麦パンと一緒に頂きます。
スープには、お好みでワインビネガーを少し加えて頂いても
サッパリとして美味しいです。
朝食にもピッタリのあつあつのスープ、是非作ってみて下さいね。
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