The Burn - Fm yokohama 84.7

初の雪山登山〜大菩薩嶺編

やまーん!ディレクターの辰巳です。

「2年間釣りの目に追われて他のアウトドアができなかった…」
「今年は山に登りたい!」

そんな井手さんの発言をうけて今年誕生した「ザバーン登山部」

発足後初の登山ツアーが2/2〜2/3に行われました。

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山の歌ばかり歌う山岳系ミュージシャンのOJIを中心に
シンガーソングハイカーの加賀谷はつみさん、
そして番組スタッフというメンバーでスタートしたザバーン登山部。

今回参加したメンバーは、
登山部部長のOJI、井手さん、ぼく辰巳、元ディレクターの赤ワイン
そして、いつも大変お世話になっているアウトドアブランド
「モンベル」の設楽さんと鈴木さんという6名。

加賀谷さんが参加できなかったため
男だらけのツアーとなってしまいました(笑)

今回の旅は冬ということで、
テーマは「雪山登山入門」

OJI部長によって選ばれた場所は、
山梨県にある日本100名山の1つ「大菩薩嶺」
2014年に発足した登山部にちなんで、
標高2014mの山「小金沢山」です。

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今回のツアーでは、初日(2/2)に大菩薩嶺を目指し、
上日川峠にある山小屋「ロッヂ長兵衛」で1泊。
2日目に小金沢山を目指しました。

都内から電車に乗ってJR「塩山駅」へ。
そこからタクシーに乗って、登山のスタート地点である
丸川峠分岐のゲート前まで向かいます。

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それにしてもOJI部長の荷物が多い!w

それもそのはず、
この中にはテントも入っているんです。

みんな山小屋に泊まるのに、部長だけがテント泊。

ストイック、というよりむしろ
ただの「テントハリタイ病」です。(笑)

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丸川峠分岐のゲート前を出発して少ししたところで
千石茶屋が現れました。

ここから先の登山道は雪に覆われているため、
ここで「アイゼン」を装着することに。

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アイゼンは、金属製の爪のついた登山用具。
靴底に取り付けて使います。

これがないと雪で凍った道を歩くことができません。
壊れたりしたら下山もできかねません。
それだけ雪山登山には欠かせない重要アイテムです。

ちなみに、井手さんが買ったのは
モンベル・カジタックスの12本爪、
僕は2本少ない10本爪のアイゼン。

軽アイゼンでも良かったんですが、
今後の部活動も考えて本格的なものにしました。

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OJI部長や設楽さんのアドバイスのもと、
正しく装着していざ大菩薩嶺へ向け出発!

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「サクサク」という足音が静かな雪山に響きます。

アイゼンの爪がしっかりと雪を捉えてくれるので、
全く転ぶ心配がありません。

初めは少し歩きづらいと感じるかもしれませんが
(スパッツを引き裂かないように注意することもあり)
慣れてくればむしろ雪道を歩くのが楽しくなります。

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2時間ほど歩いて、今回のベースキャンプ
ロッヂ長兵衛に到着(標高1600m)。

ここは皇太子ご夫妻も訪れたことのあるそうで
部屋は広くてキレイ、お風呂やトイレも使いやすく、
登山初心者にもおすすめの山小屋です。

また、ご主人もとってもフレンドリーな方で、
僕らの旅を優しくサポートしてくれました。
(AKB48の話をすると盛り上がりますw)

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部屋に余分なものを置いて荷物を軽くした後、
再び大菩薩嶺を目指して歩き出しました。

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途中で雨や風が強まったりもしましたが、
適度に休みながら登ること3時間くらい。

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日本百名山の1つ「大菩薩嶺」(標高2057m)に到着!

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ザバーン登山部として初の登頂ということで、
言うまでもなく部員全員のテンションはガッツリUP!

でもじっとしてると寒いので、
みんなで珈琲を入れることにしました。

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すると、モンベルの設楽さんが
何やらせっせと調理を始めたではありませんか。

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ゆがいているのは…うどん。

そして手前のカップには納豆と卵、
さらに明太子が混ぜられています。

これは山形の郷土料理「ひっぱりうどん」をアレンジしたもの。

乾麺のうどんと鯖の缶詰に納豆を組合せるというこの料理は、
どれも保存が効く材料で作られていて、かつ高い栄養がとれるという
冬の寒さが厳しい山形ならではのお手軽メニューです。
(今回は鯖の缶詰の代わりにシーチキンを使用)

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これがとてつもなくうまかった!

冬山では温かいものが食べられるだけで幸せな気持ちになります。

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シメは節分にちなんで豆まきをしました。
(鬼役はモンベルの鈴木さんでしたw)

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一通り楽しんだ後は、日が暮れる前に下山。

すると、曇りがちだった天気が次第に晴れ始め、
目の前に素晴らしい景色が広がりました!

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富士山!!

神々しい存在感です!

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部員みんな撮影に夢中でした。

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午後4時過ぎ、ロッヂ長兵衛に到着。
ここで日帰り組のモンベルチームとお別れしました。

井手さん、僕、元スタッフの赤ワインは
大菩薩嶺登頂の達成感と心地よい疲労感でしばしまったり。

しかし、OJI部長にはまだ仕事が残っています。
日が暮れる前にしないといけないこと、それは・・・

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テントの準備。

しかもこれはただのテントではありません。

「ツェルト」という登山用の小型軽量テントです。

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木に紐を巻き付けたり、
スティックをポールの代わりにしたり、
手際よくこなしていく姿はさすが部長、
山男の風格が漂っておりました。

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そして夜はOJI部長の特製「すき焼き」で乾杯!

この日は気温も高かったので、
外でまったりお肉を突っつき合いました。

空に輝く星も半端無くキレイで、
あまりに見えすぎるので、
どこがオリオン座か一瞬わからなくなったほどでした。

こうしてザバーン登山部
初の雪山登山は初日を終えたのであります。

(小金沢山編へ続く)

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