
ディレクターの辰巳です。
日本ダッチオーブンライフ振興会理事長
中山千賀子先生のダッチオーブンレシピ。
今月のレシピは「骨付き鴨もも肉と大根の煮込み」です。
赤身肉の代表『鴨』は、高級食材として珍重されてきました。
冬場はハンターが捕獲した鴨を、
ジビエ料理として提供するレストランも多くあります。
最近は飼育した鴨肉を冷凍して扱う店もあり、比較的手に入り易くなりました。
今回の『鴨と大根の煮込み』は、
フランス・パリの、名物ビストロのスペシャリテにもなっています。
パリの一流レストラン、トゥールジャルダンや、
マキシムドパリでも歴史に残る鴨のスペシャリテが沢山あります。
それでは作り方です。
【食材】
骨付き鴨もも肉を人数分用意します。(1本約200~300g)
野菜は今が旬の大根を1本用意します。
(煮崩れしにくく、煮物にすると甘みが出る三浦大根があるとベストです)
他には塩、オリーブオイル、鶏ガラスープを用意します。
【下拵え】
大根は3cm幅に輪切りにして、皮を剥いて面取りします。
塩をひとつまみ振っておきます。
【作り方】
熱くしたダッチオーブンにオリーブ油を少しひいて、
塩をした鴨肉を皮目から入れて、全体に焼き色をつけます。
脂が沢山出てきたら途中でふきとります。
鴨肉にしっかりと焼き色がついたら、一度取り出します。
次に大根を並べて入れます。大根の両面を焼きます。
大根にしっかりと焼き色がついたら、鴨を大根の上に並べて載せます。
さらに鶏ガラスープを注いで(材料が半分つかる位)塩を少し加えます。
鴨肉の上にクッキングペーパーで落としぶたをしてから、
ダッチオーブンのフタをします。
蒸気が出たら弱火にして1時間位蒸し煮にします。
途中で大根が柔らかくなったら、今度は鴨肉を鍋底にして、
大根を上に載せて(入れ替えて)さらに煮込みます。
最後に塩、胡椒で味を整えて、煮汁は少し煮詰めて出来上がりです。
鴨の肉は風味が強くて、旨味も濃いので、
オリーブ油と塩で調理しただけとは思えない程、濃厚で美味しいです。
淡白な味の大根ともとても良く合います。
まさに冬の滋味です。
大根の美味しい時期に、是非挑戦して下さいね。