The Burn - Fm yokohama 84.7

和竿への道~第9回

スタッフの赤ワインです。

ザバーンでは、日本の伝統工芸に迫る企画「和竿への道」を放送中!

この企画「和竿への道」では、
井手大介&赤ワインが、
横浜、南区六ッ川にお店を構える和竿職人「汐よし」さんに弟子入りして、
和竿作りを体験。

2カ月かけて1本のカワハギ竿を作っていく中で、
その魅力、奥深い世界、和竿と通して見えてくる釣りの世界に迫ります。

今週は、9回目でいよいよ後半の山場。

グラスファイバーの穂先と、竹の竿に、ガイド(糸が通る部分)を取り付けます。

Imgp5407

グラスファイバーの穂先につける11、2個ほどのガイドは、
一番先端をのぞいて全て、
1本の絹糸で、穂先から順に竿に縛り付けていくんです。

Imgp5493

1本の糸でってことは、途中で糸が切れたり、失敗したりしたら、
最初から全部やり直しになります。

なので、ちょっとプレッシャー…。

Imgp5492

先端の方につけるガイドは直径が数ミリメートルのとても小さな部品。

このガイドが11個~12個、ちゃんと真っ直ぐに並ぶように、
1つ1つ向きを調整しながら、
1本の絹糸で絹糸で巻いて行くわけです。

これは大変な作業だろうなぁ…と予想していたんですが、
今までの作業で糸巻きに慣れてきていたのか、
意外と時間もかからずに終わりました。

最後に、もう一度、ガイドが真っ直ぐに並んでいるか調整してから、
汐よし師匠に見てもらうと、
自分では分からなかったわずかな歪みも微調整して直してくれました。

さすがです。

これでいよいよガイドもついて、形としてはほぼ釣竿が完成!

次回、第10回は、ガイドを固定している絹糸の上から7回漆を塗って、
補強する作業へと続きます…

top